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PDA中学生即興型英語ディベート全国大会参加(校長ブログ127)

 3月に英会話部の中学生部員が、「第6 回PDA 中学生即興型英語ディベート全国大会」に参加し、部員の上田瑞稀さんが見事ベストディベーター賞をとりました。おめでとうございます。さっそく話を聞いてみました。

 

【PDA中学生即興型英語ディベート全国大会とは】

一般社団法人 パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)が主催で行われる、即興型の英語ディベートの大会。全国から34校がオンラインで参加。当日示される論題について、肯定側または否定側(これも当日指定)に分かれて英語でディベートが行われる。ジャッジによる評価の基準は、「主張の理由」「具体例」「論題との関連性」「スピーカーの役割・戦略性」「態度・話す姿勢」「アイコンタクト・ジェスチャー」「明瞭性」「タイムマネジメント」など。予選は3ラウンドあり、上位2チームが決勝ラウンドに進み、優勝を争う。成績はディベートの勝敗とポイントに基づいて算出される。その結果、チームおよび個人の表彰が行われる。 

論題;

Round1 Japan should ban pet sales.

(日本はペットの売買を禁止すべきである。)

Round2 Spending weekends with friends is better than with family.

(週末は、家族よりも友達と過ごす方がよい。)

Round3 Japan should prioritize child raising support over defense spending.

(防衛費よりも子育て支援に力を入れるべきである。)

(PDAのサイトを参照しました)

 

~~試合当日、大変だったことは?~~

論題は当日にわかるので、事前に準備することができません。基本的なフォーマットは準備されているのですが、そのフォーマット通りに進むとは限らないので、英語力が高いチーム相手だと、聞き取って理解することに気を取られ、ディベートに勝つことができなくなります。第1ラウンドで対戦した浅野中学校さん(最終的に優勝しました)の英語力はすさまじく高く、食らいついたつもりではありましたが、敗れてしまったのはとてもくやしかったです。

 

~~評価されたポイントは?~~

講評によると、相手の立論に対し、わかりやすい具体例を挙げて反論していたこと、同チームのメンバーの討論を受けてそのサポートをしていたことが良かったそうです。いかにジャッジに好印象を与えられるかが大きなポイントになるようです。

 

~~上田さんの英語学習歴を教えてください~~

親の勧めで1歳から英語を学び始めましたが、4年生の時に中学受験準備のためにスクールを辞めました。中学入学後、英語の学びを再開しました。英語のアドバンストクラス(英語取り出し授業)に入ることができたので、英語の文章を筋道立てて書いたり話したりすること、単語や用法をインプットすること、等により英語力を磨くことができました。また、国語の時間に、文章の要約や、筆者の考えの読解、自分が伝えたいことを効果的に伝える方法などについて学んだことも役に立ったと思います。

 

~~英会話部の活動の現況および今後の目標を教えてください~~

英会話部は、過去には、開智発表会での英語劇、英語による絵本コンクール出展、浅草に行って外国人観光客と会話、などいろんな取り組みをしてきました。コロナ禍以降は、この即興型英語ディベートに注力しています。PDAの高校生の大会や、いろんな大会に参加して上位進出をめざしたいです。また、後輩達は来年3月のこの大会に参加すると思うので、応援したいです。普段はネイティブの先生たちと英語ディベートの練習をしています。興味ある人は、ぜひ入部してください。お待ちしています。

真剣に英語ディベートに取り組んでいる、英会話部の活動風景。

~~インタビューをふりかえって~~

即興でディベートをするわけですから、日本語でやっても難しいと思います。まして、英語ならなおさらでしょう。日頃から幅広いことに関心を持ち、さらに英語力を磨いておくことが大事だと思います。その点、英会話部の生徒達は日頃から鍛えているので、頼もしい限りです。今回はディベートの勝敗という点においては、めざしていた結果ではなかったようですが、得点については参加校平均を超えていました。基礎的な力は十分あると思います。今後の活躍に期待したいと思います。