教育方針

開智中学・高等学校の教育のミッション

私たちのミッションは、科学技術の急速な発達により、急激に変わる世界・社会に対応し、専門分野で活躍できる「平和で豊かな世界の実現に貢献する創造力・発信力・コミュニケーション力を持った国際的リーダースペシャリストの育成」です。

専門的な分野で活躍」し「社会貢献する」ために創造的学力を育成します。

創造的学力を育てるために次の「3つの学び」をバランスよくおこないます。

  1. 人類が長年培ってきた科学・文化を未来につなぐ「知識を獲得する学び」
  2. 深い思考力やコミュニケーション力を身につける「探究的な学び」
  3. 基礎となる読解力、計算力、語彙力を身につける「繰り返しの学び」

加えて、専門分野で活躍できる創造的学力を育てる難関大学への進学を目指します。

本校の教育方針

授業

教師の指導をもとに、生徒が主体的に考え、活動し、探究し、発信し、自己評価(メタ認識)し、学んでいく授業の推進。

行事

実行委員会が主体となって、構想を練り、企画、準備、運営し、皆で創り上げていく行事の実践。

学校生活

公正に判断し「自分で決め、自分の責任で行動する」力を身に付け、素敵な学校生活を過ごすために自ら律する力、実践力の養成。

教育目標 (生徒が目指すこと)

得意を伸ばす

違いを認め合い、自分の得意分野や独自性を見つけ伸ばす

志を高く学ぶ

目標を高く持ち、その志に向かって、努力し行動する

社会に貢献する

人のため、社会のために学び、専門分野で貢献できる学力をつける

ご挨拶

校長

菅沼 健児​

外へ、未来へ

「着眼大局」という言葉があります。物事を広い視点で見ようという意味です。「Expand your horizons.」という表現があります。これも、自分の視野を広げようという意味です。人はとかく今、ここで目に見えているものから物事を考えがちです。でも、今、ここで目に見えるものの範囲が広がれば、どうでしょう。視野が広がることで、それまでは考えられなかったことが考えられるようになります。これはすばらしいことですよね。リアルでもバーチャルでも、今いる場所からどんどん外へ出て行く。あるいは、自分の将来に思いを馳せる。そしてそこから逆算して今なすべきことは何か考える。そうして広い視野で物事を考えられるようになると、社会の様々な問題について対処する力がつきます。

今、社会のあり方は大きく変わりつつあります。コロナ禍もしばらくは混乱が続くと思われます。これからの社会を生きていくためには、若いうちから自分の力を高めていかなければなりません。そのためにも、視野を広げることが重要です。それは、「平和で豊かな社会を創ることに貢献できる、創造型・発信型の国際的リーダーの育成」という開智の教育理念の実現にもつながります。「外へ、未来へ」という意識を持って、開智でいっしょに学びましょう。

名誉学園長
大村 智

ノーベル生理学・医学賞受賞(2015年)薬学博士 ・ 理学博士 / 北里大学特別栄誉教授 / 学校法人女子美術大学名誉理事長 / 日本学士院会員 瑞宝重光章 / 文化功労者Hamao Umezawa Memorial Award 他多数受賞

豊かな創造力を生み出す開智教育

人間は長い歴史の中で自然から学び、そしてその恵みを利用して生活を豊かにしてきた。一方で、地球そのものが持つ、「生み出す力」を弱めるようになってしまった。これは人類の存亡にかかわる問題である。世紀に生きる若者は、人類が直面している諸問題の解決に勇気を持って進んでいただきたい。そのためには一人の人間としてのしっかりとした基礎づくりが必要である。毎日の地道な観察や体験を通して、あるいは様々な文化に広く触れることで、柔軟で豊かな創造力、物事を見極める洞察力、そして知識や技術を生かす応用力を身につける一方、「人を敬愛する、報いる、助ける」といった人徳を高めていただきたい。