学校ブログ

第26回合唱コンクール(校長ブログ224)

 6月13日、合唱コンクールが開催されました。各クラスが練習の成果を出し合い、素晴らしい歌声がさいたま市文化センター大ホールに響き渡りました。合唱コンクールを運営した実行委員の4年生幹部(実行委員長の劉さん、副委員長の西村さん、井下さん、福田さん)にインタビューしました。

 

~~実行委員になった理由は?~~
「一昨年までは、合唱コンクールはクラスの方に関わるだけでしたが、昨年、初めて実行委員になり、行事全体を動かす経験をしました。とても好きな行事なので、全体を動かすことにかっこよさを感じ、今年は実行委員長になろうと思いました。」「総合部出身なので、昨年の合唱コンクールが初めての経験でした。よくわからないことに積極的に挑戦してみようと思い、昨年から実行委員になりました。」「昨年やってみて楽しかったからです。」「昨年の4年生の実行委員を見ていてかっこいいと思い、自分もやってみたいと思いました。」

 

~~今年の合唱コンクールで特に力を入れていたこと~~
堅苦しくなく、皆が心から合唱コンクールを楽しむことができるようにしたいと考えました。開会式の挨拶もそれを意識しました。コロナ明けに合唱コンクールが復活してから3回目となり、より生徒主体で運営していこうと思いました。クラスの合唱の前に、紹介文を読み上げることを以前からやっていましたが、それを自分のクラスの生徒が行うことに変えたことにより、より実感のこもった紹介ができました。座席→リハーサル1→リハーサル2→本番、の流れをよりスムーズにしたいと考えました。

 

~~大変だったこと~~
例年より当日が1週間早く設定されていたこともあり、曲決めが期日までに終わらないということが多数起きてしまいました。「めくり」の製作も結構ギリギリで大変でした。当日、クラスの移動指示のタイミングを、開会式のバタバタの中で間違えてしまい、焦りました。舞台袖とリハ室の当番に分かれて、ずっと立ちっぱなしで進行をしていたので、結構きつかったです。午前午後それぞれ審査の時間に、「有志演奏」を行うのですが、時間だけ決めて、特に招集をかけなかったので、その時間に誰もいない、という状況が起きてしまい、これも焦りました。これは毎年のことですが、4年生は音楽の授業がないので、自分たちでがんばるしかないということが、やはり大変でした。

 

~~うまくいったこと~~
全体的には、運営はスムーズに行ったと思います。特に午後は。昨年は保護者向けのパンフレットが足りなくなるというアクシデントがありましたが、今年は多めに準備していたので、すべての来場者にパンフレットを渡すことができました。リハーサルの流れもうまくいき、各クラスが本番で力を発揮できたかなと思います。どの学年も、各クラスのレベルが上がってきていて、特に3年生のレベルがとても高く、4年生の私たちにとって脅威でした。コロナ明け後、この行事に年々なじんできたことがその原因だと思います。開会式・閉会式の実行委員長挨拶は、一応原稿は作りましたが、その時その場で感じたことをそのまま話す方がいいだろうと思いました。実際にその場で感じたこと、合唱コンクールへの思いを話せたことはとてもよかったと思っています。

 

~~実行委員として学んだこと~~
スケジュール設定の大切さ。各クラス、忙しい中で準備をしていくことになるので、余裕を持った締め切りの設定が大事だと感じました。同時進行でいろんなことを進めていかなければならないので、行き当たりばったりにならず、先の見通しを常に立てておくことの重要性を痛感しました。自分たちだけでやるのではなく、後輩にもどんどん役割を振っていくことも大切だと思います。当日の朝、実行委員を集合させて、的確に指示をするということができなかったことは反省点です。

 

~~来年に向けて~~
今年の3年生の実行委員たちが、日がたつにつれてどんどん意欲もスキルも上がってきたのが印象的でした。来年どうしようかということを話しているのを見て、頼もしく感じました。さらに下の学年の人たちも巻き込んで、よりよい合唱コンクールを創っていってほしいと思います。来年もまだ合唱コンクールがあるなんて、うらやましいです。私も「まだ合唱コンクールは何度もある」と以前は思っていましたが、あっという間に終わってしまいました。だから、合唱ができるということをしっかり味わって、瞬間瞬間を全力で取り組んでほしいと思います。練習は早め早めで行きましょう(笑)。

~~インタビューを終えて~~

合唱コンクール全体も、それぞれのクラスの合唱も、それぞれ全力に取り組んだ様子が窺えて、とても感銘を受けました。合唱コンクールは、その他の学校行事と同様、生徒が中心となって運営していく学校行事です。コロナ禍でいったんゼロになった経験値が、ここへ来て、再び上がってきました。開智生の底力と言えると思います。1~3年生は、今年の経験を生かして、来年、更なるレベルアップを実現してほしいと思います。