学校ブログ

日本生物学オリンピック出場(校長ブログ244)

 6年生の宮原さんが、昨夏に行われた日本生物学オリンピックの本選に出場し、敢闘賞をいただきました。おめでとうございます。話を聞いてみました。

 

~~参加のきっかけは?~~

生物担当の舘野先生から勧められたことがきっかけです。生物学オリンピックの過去問を授業や放課後特別講座で解いていたので、違和感はありませんでした。

 

~~予選の様子~~

予選は自宅のコンピューターで回答する方式でした。自分では解けたと思うものもあれば、これは違うだろうなと思いながら回答したものもありました。過去問をたくさん解いていたおかげか、予選をパスすることができました。

 

~~本選の様子~~

 本選が決まってからは、実技(実験)試験への準備が始まりました。生物の中村先生から精度の高いピペットなどの器具を借り、生物室だけでなく教室などでも練習を重ねました。自分で実験をしてその結果を考察し、図に描くような問題が出ると聞いていたので、とにかく器具の扱いに慣れることを意識しました。

 8月に開催された本選は、筆記試験だけでなく、1人1台のパソコンを用いたプログラミング解析や、現場で提示される複雑な実験課題など、多岐にわたりました。特に印象深かったのが、実験試験のスタイルです。知らない実験の手順が書かれたプリントをもとに、実際に実験を行った上でその結果を用いて問題を解かなければなりませんでした。中学や高校の実験はやることも結果もわかっていることが多いですが、本選では「さあ、どうぞ」と材料を渡され、自分で組み立てる必要がありました。これが大学でやる「研究」なんだな、と新鮮な驚きを感じました。

 試験以外のプログラムも充実していました。東京都立大学の研究室を訪問して最先端の研究に触れたり、大学生や卒業生の方々から大学生活や入試の体験談を聞いたりしたことは、受験を控えた私にとって大きな支えとなりました。また、全国から集まった仲間たちとの出会いも大きな刺激でした。単に知識を集めるだけでなく、日常的に観察や実験をしていたり、動物の標本作りが趣味だったり。自分にはない視点や情熱を持っている生徒たちばかりで、本当にいい刺激になりました。同じ班の子に発表がすごく上手な人がいて、グループワークでも助けられました。

 

~~今後について~~

もともとDNAや遺伝子の分野から生物学に興味を持っていましたが、オリンピックを経て、進化も面白いなと思い始めました。細胞の中身や神経の話もすごく面白く感じています。面白い分野が多すぎて、今はまだ絞りきれないくらいです。

日本生物学オリンピック
校長室にて

~~インタビューを終えて~~

開智からは、5年連続の本選出場となりました。大変立派です。研究の現場に行って、大学で研究することはどういうことかを実感すること、そして、世の中には生物学が好きでたまらない人がたくさん存在するということ、などを経験できたことは、今後の人生にとって、とても重要なことです。今回の経験をぜひ将来につなげてほしいと思います。