学校ブログ

29期生徒会インタビュー②(校長ブログ250)

生徒会選挙が行われ、年内に29期生徒会の活動が終了しました。それを機に、9月の第1回インタビュー(校長ブログ228)に続く、2回目のインタビューを行いました。水政さん・草さん(5年生)、野田さん(4年生)、小松さん(2年生)の4人です。選挙の結果、野田さん、小松さんは、30期の生徒会役員となりました。

 

~~前回インタビュー後取り組んだこと~~

9月の開智発表会には全体の準備の上でも、当日の活動としても、大きく関わりました。スタンプラリーや説明会など、外部の人(特に受験生)に開智のことを知ってもらう活動をたくさんしました。11月には、臨時の生徒総会を開催し、規約の改正を実施することができました。部分的に実情に合わなくなっていた生徒会規約の改正自体、今後の生徒の様々な活動に大きく貢献します。それだけでなく、この生徒総会の検討・実施を4年生中心に運営したことは、来年度の生徒会活動に向けて大きな収穫となったと思います。生徒会の活動を取り仕切ることは、俯瞰的な視野が求められる、とても困難なことであるということを実感することができました。

 

~~開智学園生徒会合同交流会について~~

11月に、開智学園の中学・高校の生徒会役員が岩槻キャンパスに集まって「合同交流会」を開催し、現状報告・意見交換をすることができたことは、特筆すべきことでした。それぞれの学校の生徒会が直面している様々な課題について、議論できたことは今後に大きくつながることだと思います。

(開智高等部、一貫部、総合部、開智未来、開智日本橋、開智望、開智所沢)

~~生徒会役員としての一番の思い出は?~~

「私は、先輩が計画していた『開智ナビ』の手伝いをさせてもらったことです。どうやったら文章が上手くなるのか、どう書いたら先生の許可がもらえるのか、これを言ったら全校生徒がもっと楽しくなるかな、など。そういうことを考えられたことがとても楽しかったです。先輩のもとで働くというのは、同級生といるのとは違う、本当に貴重な体験でした。」

「個人的には初めての生徒会役員だったこともあって、立場上は先輩のはずなのに、周りから学ぶことが多すぎて自分はまだまだ『ひよっこ』だなと感じていました。他校との交流会では、自分たちが持っているアドバンテージを知る一方で、他校はそれを持っていないからこそ、逆にこういうことができているんだ、という発見がありました。グループ活動での立ち振る舞いを学べたのは、今後に活かせるなと感じています。」

「私は全国生徒会大会がめちゃくちゃ楽しかったです。北から南まで全国から生徒が集まってきて、そもそも学校としての共通認識が全然違う。学生数が多い埼玉や東京と違って、地方では人数が少ないからこそ直接生徒総会ができるとか、同じ日本でもこんなに違うんだという気づきがありました。あとは単純に、初対面の人と一緒に寝泊まりするのが修学旅行みたいでした。別のエリアに友達ができたことも、とても楽しかった思い出です。」

「大変抽象的ですけれど、この9人で活動できたこと自体ですね。立候補するくらいだから、みんなそれぞれ熱意があるし、たくさん働きかけてくれる。役員もそうですけれど、顧問の先生も真摯に指導してくれました。NPO法人や全国大会、合同交流会を通して、いろんな方向で頑張っている人と出会って、『こういう世界もあるんだ』と刺激を受けられました。その経験自体が、生徒会をやっていて一番面白く、楽しいところでした。」

 

~~「生徒主体」の実現のために必要なこととは~~

全国生徒会大会や、開智学園合同交流会を通して気づいたのは、先生がすごく協力的であることと、予算などの使えるリソースが多いことの大切さでした。他校では、先生が全然協力してくれなかったり、生徒会室がなかったり、先生が情報を持っていないから『何かしたい』と言っても進まないという話をよく聞きました。一貫部の生徒会顧問の先生方の中に、元生徒会長だった先生がいらっしゃったりして、あらゆることにおいて情報を持っていらっしゃいます。週に1回の定例会にも毎回必ず出席してくれます。それが当たり前だと思っていましたけれど、そこが徹底されているからこそコミュニケーションが取れるし、必然的にやりたいことも増えて、アイデアが循環して生徒主体の活動に繋がっているんだと感じます。

29期生徒会が一番大事にしていたのは広報活動です。役員だけが空回りしていてもうまくいきません。全校生徒に生徒会の活動を知ってもらって、参加してもらう。9月に生徒会インターンシップをやって生徒会活動に関わる機会を作ったことで、実際に立候補してくれる生徒も増えました。『生徒会で頑張ってみよう』という人を増やすための情報発信。これが生徒主体を実現するためのいい形なのかなと思います。

 

~~第30期生徒会へのメッセージ~~

「やっぱり学年が違う人たちと関わる分、『ほうれんそう(報告・連絡・相談)』が難しい。いかにコミュニケーションを密に取っていくかが大事です。今はチャットも使えますけど、対面でやるからこそ情報の正確さや優先順位が伝わる。タスク管理と対面のコミュニケーションを大事にしてほしいです。」「自分たちで立てた大きな目標から逆算して動くこと。それから、他の先生や生徒、委員長たちと『コミュニケーションを取りすぎるくらい取る』こと。この2つができれば何でもできると思います。あとは何より、生徒会を愛することが一番のアドバイスかな。」

 

~~第30期生徒会への思い~~

「29期のときは、私は『こうやりたい』という勇気が足りなくてあまり言えませんでした。だから次年度は、先輩に自分から『こうしたいんだけどどうかな』と言ってみたり、もらった仕事を早くこなしてすぐに報告することを徹底したいです。」「私は、できる限り『暇な役員を作らない』ようにしたいです。誰か一人に仕事量が偏ると、すれ違いや不満が起きてしまう。自分が中1で入ったとき、周りに同い年がいなくて寂しい思いをしたこともあるので、下の学年の役員にはしつこいくらい連絡したり話しかけたりしたい。定例会以外でもみんなが自然と集まれるような雰囲気を作って、それぞれの得意なところを生かして仕事を振り分けていきたいです。」

~~インタビューを終えて~~

前回同様、いかに生徒会活動ひいては開智生の学校生活を充実したものにしていくかについて、多くのことを考えていることに圧倒されました。生徒主体の活動を盛り上げていくために教員はどうあるべきか、という点についても、いろんなことを考えさせられました。29期生徒会役員の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、30期生徒会の役員の皆さん、これからいろんな課題に直面するかと思いますが、多方面の人たちと協力して一つ一つ解決してください。