開智史上初のオンライン実施となった第24回開智発表会(略して開発)。20期(高校2年生)の開発実行委員の問題意識は「開智生自身が開発をもっと『楽しい』と思えるように何を変えればよいか」でした。今回の開発に向けての委員会が発足した2019年11月、「開発を文化祭に変えてしまえばもっと楽しいものになるのではないか」という発想から議論がスタートしました。放課後は毎日のように集まって議論を重ね、ついに「『いかに来客を楽しませられるか』という探究の成果を表す場なのではないか」「つまり生徒がもっと楽しく自由に探究成果を発表できる場を用意するのが実行委員会の役割である」との結論に至りました。
教員とも時には協力し、時には意見を闘わせながら、これまで受け継がれてきたルールを見直し、一つひとつ新しい形を作り上げてきました。コロナ禍は、実行委員が「これできっと開智生の開発に対する認識も変わるに違いない」と思えた矢先のことでした。