ある日の「情報」の授業(校長ブログ61)
4年生(高校1年生)の情報の授業を見学しました。この日の前半は、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を使って、それぞれがプログラミングを行う取り組みの続き。後半は、新課程で受験科目となる共通テストのサンプル問題を解くという作業。共にとても高度な内容に取り組んでいました。10年ほど前に情報の授業見学をした時に取り組んでいたのは、ExcelやWord、Powerpoint等を使った作業だったので、それと比べると、難易度は飛躍的に高まっています。しかも、担当の先生が一方的に説明するのではなく、生徒同士が相談しながらどんどんプログラミングを進めていき、先生は個別の質問に対応するという形式で授業が行われていました。こういった分野における生徒の吸収力・応用力は、目を見張るものがあると、改めて感動しました。情報科の白川直人教諭によると、「一貫校の特性を活かし、情報分野に関しても中学生の技術から学習計画を一貫して組んでいるため、多くの生徒は基礎的なことからスタートしているのにもかかわらず、天気APIを使って自分の地域の明日の天気概要と降水確率を表示するプログラムを組むという高度な作業も高校1年生でみんなスムーズにできます。APIの活用というのは、大学レベルだと思いますが、無理なくできています。」とのことでした。
これからの時代は、こういった機器を目的意識を持って使いこなす能力が必要になってきます。そのための基礎的なスキルを身につけてほしいと思います。