吹奏楽部の挑戦①【演奏会】(校長ブログ201)
吹奏楽部の挑戦①【演奏会】
今年も秋に吹奏楽部の演奏会が開催されました。来場者が多数集まり、大変盛り上がりました。この演奏会を一区切りとして、高校2年生は次世代にバトンタッチということになりました。5年生・高校2年生の部員たち(一貫部5年;伊藤さん、竹田さん、栁澤さん、上山さん、大菅さん、齋藤さん、中山君、高等部2年;前田さん)に話を聞きました。
~~今回の演奏会の目標、テーマを教えてください~~
この時期の演奏会は、3回目になります。開催するかどうかも含めて皆で話し合いました。その結果、これまでの吹奏楽部の活動の集大成として、ご来場された方々にとっても、自分たち演奏者にとっても、楽しめる会にしようということになりました。曲の選択も、幅広い層に楽しんでもらうということを意識しました。また、ふとひらめいたアイデアから、世界旅行をテーマとすることにしました。
~~大変だったことは?~~
開智発表会の準備と重なったこともあり、全員そろって合わせるという練習がなかなかできなくて、直前に結構焦りました。一昨年はプラザホール、昨年は体育館、今年は総合ホール、と、会場が毎年変わったので、慣れない部分もありました。来場者を楽しませる演出をめざしながらも、しっかり演奏しなくてはという思いが強すぎて、表情がこわばってしまいがちでした。
~~うまくいったことは?~~
総合ホール会場は初めて、と言いつつ、結構準備はスムーズに行ったと思います。顧問の先生から、「責任の所在を明確に」と日常的に言われていることもあり、各自が他人任せにせず主体的に動けたと思います。直前のリハーサルで、もうやるしかないという心境になり、それに伴って、表情も明るくなっていきました。お客様にも楽しんでもらえたのではと思っています。「アフリカンシンフォニー」の演出での中山君のモンキー役も盛り上がりました。演奏会にハプニングはつきものですが、臨機応変に対応できました。練習時には不安があった演奏も、当日は結構うまく行ったと思っています。
~~これまでの吹奏楽部生活の思い出を教えてください~~
中学に入学した時はコロナの休校期間で、本格的に吹奏楽部の活動が始まったのは、秋ごろでした。技術が身につかないうちに新入生が入ってきて戸惑ったことを覚えています。合宿がとても思い出深いです。ふだんの練習は、演奏に集中してあまり話す時間が多くはないのですが、合宿では多くの部員と話す時間があって、お互いに人柄を知れるいい機会でした。上級生下級生、高等部生一貫部生の垣根がなく、アットホームな雰囲気で活動ができたのは、とてもよかったです。引退後、練習がなくなって、寂しいです。
~~後輩へのメッセージをお願いします~~
一日一日の練習を大切にして、悔いのないように。あっという間に引退、という感じなので。後輩たちは皆とてもしっかりしているので、安心して任せられる気持ちでいます。
~~インタビューを終えて~~
和気藹々とした雰囲気は保ちつつも、いかに楽しませ、楽しむか、ということを真剣に話し合ってここまで取り進めてきたかということがよくわかって、微笑ましく感じました。時間がたって記憶が薄れかけていますが、コロナの影響でなかなか活動ができなかった頃の思い出がよみがえってきました。いろいろな困難を乗り越えて、引退まで走り続けた生徒たちに拍手を送りたいです。お疲れ様でした。次回は、後を引き継いだ4年生たちの活動について、ご紹介します。