吹奏楽部の挑戦②【開店セレモニー】(校長ブログ202)
吹奏楽部の挑戦②【開店セレモニー】
定期演奏会が終わり、吹奏楽部は代替わりしました。新たに最上級生となった4年生(25期生)が中心となって、「セブンイレブンさいたま市宿店」の開店セレモニーに参加しました。中心となって皆を牽引した新しい幹部の生徒たち(4年生:小川さん【部長】、云さん【副部長】、矢澤さん【書記】、坂口さん【会計】、3年生:田中さん【副部長】、青山君【学生指揮長】)に話を聞きました。
~~参加のきっかけ~~
9月の開智発表会での演奏会の際に、吹奏楽部の卒業生の保護者の方から、岩槻区内で新装オープンするセブンイレブンのオープニングセレモニーに参加しませんか、というご提案をいただいたことがきっかけです。当日まで1ヵ月と準備期間が短いことで、若干不安はありましたが、せっかくの機会なので、お引き受けすることとしました。準備期間の長さもふまえて皆で話し合い、曲目は、「デイ・ドリーム・ビリーバー」「君の瞳に恋してる」「ハイ・ホー」「ミッキーマウス・マーチ」「いつも何度でも」「ケセラセラ」としました。セブンイレブンなので、テレビCMでも使われた「デイ・ドリーム・ビリーバー」は外せない、と思いました。アンサンブル形式も採り入れることで、効率的に練習できるようにしました。
~~大変だったこと~~
当日は風が強くて、譜面台が倒れたり、楽譜が飛んでしまうなどのハプニングがありました。太陽光線に弱い楽器はうまくテントの陰になるようにするなど、工夫しました。室内での演奏会とは、音響の具合とか他の楽器の聞こえ方とかが異なり、また、自動車の音などの雑音もあるので、難しい部分もありました。また、9月の定期演奏会までは5年生の先輩がリードしてくれていたのが、自分たちだけで運営していくことになり、とまどう部分もたくさんありました。
~~感じたこと~~
普段は生徒や先生や保護者の方など、比較的知っている方々の前で演奏することが多いですが、今回はたまたま通りかかった方にも聞いていただいて、いつもとは違う感覚を味わうことができました。アンサンブル形式は、少人数で演奏するので、効率的に練習はできるのですが、その分、一人一人にプレッシャーが結構かかるので、それはそれで大変でした。
~~外部イベントに参加することについて~~
イベントを盛り上げる、というふうに目的が明確になっている状況で演奏を行うことは、とても新鮮でした。ご要望に応えられるように努力し、結果として感謝の気持ちをいただくという経験は、いつもの演奏会とは違う達成感やうれしさがありました。演奏会はある程度流れが身についている部分があるのですが、このようなイベントは経験が少ない分、先の予測が難しい独特の緊張感もありました。
~~今後の目標~~
来年の2月以降、冬・春のステージフェスタ、高等部時鐘祭と、演奏会が連続していきます。今から冬の間は、基礎力を高める重要な時期です。昨年度も幹部だった生徒も多いので、これからの一年にかける思いは、非常に高いものがあります。ご来場いただいたお客様をどうしたら満足させられるか、演出はどうするのがよいか、皆で話し合っていきたいと思います。
~~インタビューを終えて~~
地域の活動にいかに貢献するかは、本校にとって大事なテーマです。生徒にとっても、このような活動から得られる経験は、今後につながるとても重要なものです。聞いてくれている人をいかに楽しませるか。吹奏楽部の部員にとって、大切なテーマです。新しいメンバーで、引き続き活躍していってほしいと思います。