自分たちのバスケとは①(校長ブログ236)
男子バスケ部・女子バスケ部の秋の大会を見に行きました。それぞれの試合で選手が一生懸命プレーしている姿を見て、とても感動しました。自分たちはどういうバスケをしたいのか、日頃から生徒たちが真剣に考え、練習した成果だという思いを強くしました。そこで、2回にわたり、バスケ部へのインタビューをお伝えしたいと思います。ともに、昼休みにランチをとりながら話を聞きました。1回目は、男子バスケ部です。井口さん、長谷川さん、坂下さん、西さん、田口さん、浅井さん、清水さん、城座さん、片井さんの皆さんです。
~~自分たちがめざすバスケとは~~
まず、ディフェンス。取られなきゃ負けない。オフェンスは、合わせのプレー。ドライブでディフェンスを引き付け、空いた味方にパスして点をとる。そして、リバウンド。ボックスアウトを徹底し、オフェンスリバウンドにも積極的に飛び込む。そして、オールコートのゾーンプレス。
~~この代になって取り組んできたこと~~
ディフェンス力の向上。ふだんの練習から常にディフェンスをがんばることを意識しました。そのためにも体力をつけることが大事です。シャトルランなど走る練習をたくさんしました。
ガードがボールをドリブルでうまく運ぶためにも、普段からチームメイトがディフェンスで手を抜かずに絶えずオフェンスにプレッシャーをかけることが重要です。リバウンドも含めて、皆で声を出し合ってやるべきことを徹底しました。夏の大会で負けてからは、フィジカルの強化の必要性も痛感し、筋トレの時間も増やしました。
~~今回の試合でできたこと、できなかったこと~~
最後まであきらめずに自分たちのバスケをやり通せたと思います。一方で、相手の勢い・プレッシャーを抑えきれなかったことも否めません。相手チーム一人一人のフィジカル、テクニックが強かったです。ディフェンスには自信があったのですが、こちらの動きを見ながら、フェイクを入れて裏をかくというプレーに翻弄されてしまったことがくやしいです。
~~バスケのおもしろさとは~~
シュートを決めた時、特に3ポイントシュートを決めた時の高揚感。相手を抜いてゴールを決めた時の歓声。特にand1となった時の盛り上がり。チームスポーツとしての達成感。一人ではできないことでも、皆と協力すれば達成できること。バスケを通して、様々な個性を持ったチームメイトが一つにまとまれること。
~~一言どうぞ~~
顧問の江島先生、小板橋先生には感謝の言葉しかありません。練習試合を多く組んでくれたり、時には叱ったりしてくれて、多くのことを学びました。最後に勝利をプレゼントしたかったです。また、ずっと応援してくれた親にも感謝しています。後輩たち、これから頑張って。
~~インタビューを終えて~~
試合の前日、練習を見に行きましたが、つらい練習メニューでも手を抜かず、声を出し合って取り組んでいる様子を見て、心を打たれました。ディフェンスやリバウンドを常にがんばるという姿勢が普段の練習からも窺え、当日の試合でもその姿勢はよく現れていました。相手のプレッシャーディフェンスにもめげずに、ガードがボールを運んでいたこと、積極的にオフェンスリバウンドに飛び込んでいたこと、そして、点数が開きかけた時もけっしてあきらめず、練習してきたオールコートのゾーンプレスを懸命に仕掛け、最後の一瞬まで自分たちのバスケをやることを徹底していたこと、コート上の選手もベンチで応援する選手もコート外で見守る保護者の方々や3年生などが一体になって試合に臨んでいたことなどに、本当に感動しました。相手のあることですから、試合に勝ち負けがあることは避けられません。でも、自分たちのバスケというものを考えて、練習を通して継続的に身につけるということに関して、勝ち負けはありません。バスケ部での経験が今後の彼らの人生に大きく影響するに違いない、と改めて思いました。次回は女子バスケ部編です。




