学校ブログ

自分たちのバスケとは②(校長ブログ237)

 前回に続き、今回は女子バスケ部の5年生にインタビューしました。鈴木さん、山元さん、上原さん、山納さん、古川さんの5人です。

 

~~自分たちがめざすバスケとは~~

モチベーションを一つにすること。練習中も試合中も声を出し合い、明るくプレーすること。部員それぞれが自分の意見を持っているが、意見を言い合い、衝突することがあっても話し合って解決すること。

 

~~この代になって取り組んできたこと~~

春の大会の直前に、部長が部員一人一人と話をして、それぞれが考えていること、感じていることなどを聞きました。勝ちたいと思っている人。バスケを楽しみたいと思っている人。いろいろな考えがありました。これで相互理解が深まって、勝つことをめざすチームになれたと思います。明るくプレーすることについては、公式戦や練習試合の時に、相手校の先生から「雰囲気がいいね」とよく言われました。合宿は、普段できない練習がたくさんできて、よかったです。朝の自主練はとてもきつかったです。顧問の塩澤先生も一緒に走ってくれました。

 

~~今回の試合でできたこと、できなかったこと~~

3ポイントシュートがたくさん決まりました(8本成功)。試合当日のアップの時に、チームメイトから「今日は入るね」と言われて、その気になって気分よく打てたのが原因だと思います。試合のスタートは少し緊張しましたが、明るい雰囲気を最後まで保つことができて、良かったです。リバウンドを中心に、4年生ががんばってくれました。勝利の瞬間、5年生よりも4年生の方が大泣きしていました。普段の練習では、周囲の状況をよく見て判断してプレーできるのに、いざ試合になると、緊張のせいか、周りを見るということが難しくなってしまいました。ここ最近、ドライブからのシュートがうまくいかなくて、ややプレーが消極的になっていたので、最後の試合だから積極的に行こうと思って、ドライブを試みました。しかし、点には結びつかなったのが残念です。2回戦については、初歩的なミスも多く、点が離れてきた時に、気持ちが一度切れかかってしまいました。その時にチームメイトから、「まだ試合は終わっていない」と励まされ、はっと気づかされました。

 

~~バスケのおもしろさとは~~

チームメイトがいるからこそ楽しいです。よくも悪くもチームプレイなので、普段からコミュニケーションを取り、仲が良くないとできないプレイがあります。一人だけうまくても勝てません。プレイ以外でも、みんなと意見を言い合える時間自体が楽しかったです。

 

~~一言どうぞ~~

つらいと感じたこともあったけれど、このチームでバスケができて本当に良かったです。顧問の塩澤先生にはとても感謝しています。チームのことを考えてなさそうに見えて、実はよく考えてくれている先生だと思います。後輩たちも、自分たち以上に勝ちにこだわるチームになってほしいです。

~~インタビューを終えて~~

接戦になっても、得点が伸び悩んでいた時間帯でも、常に声を出し合い、明るく自分たちのプレーを続けようとする姿勢に感動しました。それぞれに自分の役割というものを持ち、それを徹底すること、意見の衝突があっても、話し合うことで解決していったことなどが、試合当日のプレーに生かされたのだと思います。明るくプレーすると同時に、気持ちが折れそうになったチームメイトを叱咤激励する厳しさも併せ持っていたことから、いい感じでチームが出来上がっていったのだなと感じました。私自身、以前、女子バスケットボール部の顧問をしていたので、生徒達のがんばりを見て、特にうれしくなりました。この雰囲気をこれからも継続していってほしいと思います。