学校ブログ

合唱団の挑戦②(校長ブログ233)

有志団体の合唱団について、校長ブログ217で紹介しました。その後、合唱団は、第73期TBSこども音楽コンクール合唱部門の地区大会に参加しました。曲は、「ヒスイ」です。その時の様子、今後の取り組みについて、再び話を聞きました。(3年生:鎗田さん、先崎さん、稲尾さん、栗子さん、李さん、寺田さん、槻さん、高見さん、堀江さん、若林さん、2年生:西山さん、渡辺さん、1年生:田中さん)

 

~~コンクール出場に向けて~~

外のコンクールで打ちのめされて、私達の実力を思い知るという経験が必要かと思って、このコンクールに参加しようと思いました。6月の校内合唱コンクールでは、団員はそれぞれのクラスの合唱を引っ張る存在だったので、結果的に発声練習は継続的にできていたと思います。合唱コンクール後に、まず音源審査がありました。一生懸命歌ったものの、バラバラで正直不安でしたが、何とか音源審査をクリアして8月に川越で行われる地区大会に出場することになりました。夏休みの夏期講習の日の午後などで練習をしました。まず、しっかり歌詞を理解しようと思って、皆で深読みをし合いました。独創的な読み方も出て、盛り上がりました。「ヒスイ」という曲は、強弱の表現の仕方が単調でなく、曲全体の中で相対的に表現する必要があったため、苦労しました。ネットから練習方法を見つけて試してみるということもしました。全員が集まる機会を設けることがなかなか難しかったです。

 

~~当日の様子~~

8月22日に、「ウェスタ川越」で開催されました。開智の合唱コンクールは南浦和のさいたま市文化センターで行われるので、この会場は初めてでした。他の小学校・中学校の生徒がたくさんいて、やはり緊張しました。極めてレベルの高い他校の合唱を聞いて、「こんなところに来てしまっていいの?」と感じてしまいました。何十年も続いている大会の重みがありました。でも、レベルの高い人たちが聞いてくれていると思うと、逆に闘争心みたいなものが湧き上がって、よしやってやろうという気持ちにもなり、結構気持ちよく歌えました。声がいつもより響いているような気がしました。歌っている自分の声が聞こえなかったのですが、それはみんなの声に溶け込んでいるからではないか、と考えています。優秀賞となった学校は発声法も表現力もすばらしいし、そもそも本番前の練習の段階から、ふるまい方が全然違いました。歌声がピタッと合っていて、さぞかし練習をしたのだろうと感じられました。司会のTBSアナウンサーをはじめ、スタッフの皆さんがいかにもプロフェッショナルという感じで動いていて、それも感動しました。

 

~~今後の活動~~

外部のコンクールに出て、自分たちの課題が明らかになったので、それを一つずつ解決していこうと思います。演劇部とのコラボという話も出てきています。来年の開智の合唱コンクールでも有志合唱をやりたいと思います。今の3年生は来年高校生になるので、高校生の外部のコンクールに出たいです。来年も中学生のコンクールに参加するためにも、団員を増やすことが大事なので、そのためにも自分たちの存在を知ってもらう活動をしたいと思います。

~~インタビューを終えて~~

まだできたばかりの合唱団ですが、少しずつ経験を積んで成長しているところです。歌うこと自体を楽しんでいる様子がよくうかがえました。他の部活動などとかけもちで活動しているので、十分な練習はできないようですが、練習を工夫して取り組んでいます。これからも応援していきたいと思います。