学校ブログ

水の作文コンクール(校長ブログ266)

 3年生が2年生の時に、国語の時間の課題で、第48回「全日本中学生水の作文コンクール」埼玉県地方審査会に作文を提出したところ、最優秀賞・優秀賞・入選・水の特別賞を受賞しました。おめでとうございます。最優秀賞・優秀賞受賞者の皆さん(山口さん、山﨑さん、津田さん、髙橋さん)に話を聞きました。

 

~~書く内容をどのように決めましたか?伝える工夫は?~~

・ 私は「水」という言葉を聞いた時に、「水を使わせてもらっている幸せ」について考えました。世界にある、水を思うように使えていない地域と、今の自分の生活と照らし合わせてみて、いかに自分たちが幸せかということを考えました。また、「どのようにして水が作られているのか」という過程も知りたいと思い、調べて考えを深めました。一番伝えたい意見を際立たせるために、その手前に詳しい説明や考えた過程をしっかり入れるようにしました。具体的に行った場所の経験や自分の意見を必ず入れ、説得力を持たせるようにしました。

・日本だと当たり前のように水が飲めることへの感謝や、水の大切さについて考え、そこからテーマを掘り下げていきました。単なる事実の説明だけで終わらないよう、自分の経験に基づいた考えや「これからどうしていきたいか」という思いを込めるようにしました。身近なことだけでなく、世界的な水の問題にも触れ、それに対する自分の意見もまとめました。

・ダムに沈んだ村があったことを聞いて、その時の体験や、そこでの水の問題に対する人々の考え方をふまえ、自分の身の回りにある「水」について考えながらテーマを決めました。評論のように書いてみることを意識しました。自分の経験もふまえつつ、自分の主張が途中でブレないように意識しました。歴史が好きなので、歴史とつなぎ合わせて書くようにもしました。

・過去の入賞作を読んでみて、普通とは違った観点で書いてみたいと思いました。そこで歴史の授業で習った、レイチェル・カーソンの文章も参考にして、水をいかにきれいにするかということについて書きました。自分自身の経験を振り返り、水に関わる具体的なエピソードからテーマを広げていきました。排水設備を開発した人の話にも触れ、多くの人が水には関わっているということをふまえて、自分がどうしていくべきかということも書きました。

 

~~難しかったことは?~~

・自分の考えを書こうと思っても、それを文章化するのは難しいと感じました。自分の中で大事だと思ったキーワードを、いかに自然な文章の中に落とし込んでいくかが難しかったです。

・頭の中で言いたいと思ったことを読みやすい文章にまとめるのが難しかったです。ありきたりすぎず、かといって個性的すぎて意味が分からなくならないよう、文章表現のバランスに苦労しました。

・自分の主張を裏付ける具体例や統計を探すのに苦労しました。

・「自分ごと」として書くことを意識したのですが、あまり個人的な内容になりすぎないよう、バランスよくまとめるのが難しかったです。

 

~~表彰式で感じたことなど~~

・表彰式で朗読をさせてもらいましたが、書かれているものを読むのと、耳で聞くのとでは、だいぶ違います。耳で聞いてもわかるように話すのは、とても難しかったです。朗読の後に、多くの方に褒めていただき、とてもうれしかったです。

・表彰式会場の廊下に他の方の作品が掲示されていて、それらが非常にクォリティが高く、「いろんな書き方があるんだ」と、とても感動しました。

表彰式で朗読をしました。
校長室にて

~~インタビューを終えて~~

「水について自由に書く」と言われても、なかなか書く内容は思いつかないものです。自分なりに考えて、説得力をもって書き上げることは、けっして簡単なことではありません。それでも、各自工夫しながら、伝えたいと思うことを、読む人に伝わるようにわかりやすく文章に仕上げるという経験は、とても大切です。生成AIで文章を書くことがとてもやりやすくなった現代においても、まずは自分で考えて文章を作成する取り組みは、引き続き重要な取り組みだと思います。