チェコ大使館訪問①(校長ブログ129)
25期生(現在3年生)が、2年生の終わりに、チェコ大使館を訪問する企画を行いました。GBコース主催ですが、他のコースの生徒も参加しました。貴重な体験をすることができたと聞き、その参加者の一人で、当日発表を行った新井雄大君に話を聞いてみました。
~~そもそもこの企画に参加したきっかけは?~~
昨年度に新しく入られたフィリップ・ネシュポル先生がチェコ出身であるということもあり、春休みにチェコの大使館を訪問しようという企画が、GBコースの先生たちから提案されました。直感的に「おもしろそうだ」と思い、参加しました。WBCで佐々木朗希投手が160kmを超える速球でデッドボールをチェコの選手に当ててしまったが、険悪なことにはならず、おわびに佐々木選手がチェコの選手にお菓子をプレゼントした、という出来事があって、なんとなくチェコの人に親近感があったのも、理由の一つです。
~~発表について~~
大使館を訪問して何をするかということを先生達と考えた際、選択肢の一つに「発表」というものがありました。もともと、言葉を通して他者に何かを伝え、その人を動かす、ということに興味があったので、これはチャンスと思い、やってみることにしました。テーマは、「チェコと日本の文化の共通点と相違点」にしました。チェコスロバキア共和国の共産党政権が倒れる時に、流血の事態にはならずに静かに革命が行われた、ということが、明治維新の江戸城無血開城と似ていること、礼儀や時間を守ることを重んじること、などが共通点です。たくさん質問してくれて、議論が盛り上がりました。
~~感想や学んだこと~~
荘厳な建物に圧倒されましたが、大使館の人たちはみなやさしく、とても話しやすかったです。「チェコ」という国のことを、最初はまったく知らなかったのですが、調べたり、大使館の人と会って話しているうちに、いろんなことがわかってきて、関心が高まっていきました。大使館に行くだけでも随分知識が増えた気がするので、実際に外国に行ったら、さぞかし視野が広がることだろうと感じました。
~~今後の目標~~
今回のことからも、また普段の部活動(野球部)からも、受け身の姿勢ではだめで、先生たちのアドバイスをふまえつつ、自分で考えて行動することが大事だということを学びました。積極的にいろんなことに挑戦したいです。今自分はGBコースにいますが、将来は、IBのコースに進んで、アメリカの大学に進学して経済学を学ぶという夢を持っています。世界中からいろんな人が集まるアメリカで、多くの人から刺激を受けたいと思っています。そのために、英語をはじめ、いろんな教科をがんばろうと思います。
~~インタビューを終えて~~
関心を持ったら、すぐに行動に移せるということは、とてもすばらしいことだと思います。開智には、その気になれば多くのチャンスがあります。あとは一歩踏み出すだけ。今回の大使館訪問に参加した生徒達は、チェコについて多くのことを見聞きし、考えることができました。今後、自分がどういう分野に進み、何を学ぶのか、考える良いきっかけになったと思います。これからもいろんなことにチャレンジしてほしいと思います。フィリップ先生にもインタビューしたのですが、それは次回お伝えします。