中高ディベート部全国大会出場(外へ、未来へ③)
1学期の終業式も終え、夏期講習がスタートしましたが、ビッグなニュースが飛び込んできました。「第26回 全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」に、中学生チーム・高校生チームともに出場することが決定。さっそく、中学生チームそして高校生チームにインタビューした結果をまとめました。
【中学生チーム】
論題「日本は中学校高等学校の部活動制度を廃止すべきである。是か非か」
コロナ禍で活動時間が制限されていたので、各自でできる作業は自宅で行い、学校での活動時間はみんなが集まらないとできないことに集中しました。今回の論題は、生徒としての立場で議論するか、先生の立場で議論するかで内容が変わり、生徒としては先生の立場がわかりにくいということもありましたが、先生に聞いたり、色々な視点で考えることにより、考えをまとめていきました。コロナ禍のために昨年度の前半は十分に活動できなかったので、2年生と3年生との間の経験のギャップは大きかったのですが、新入生も含めて、全員で協力できたことが勝因だと思います。ディベートは、実際に試合に参加するレギュラーだけでなく、他の試合の情報収集など、レギュラー以外の生徒の活躍が勝負の鍵を握ります。その点で、チームワークによる勝利だと言えると思います。また、普段からオンラインによる練習試合を通して、他校(対面なら実現できない遠方の学校も含む)の人の考え方、主張の仕方を学ぶことができ、視野を広げることができたことも大きかったと思います。まさに、「外へ、未来へ」です。試合を楽しむ、結果として勝利する、発信する力・伝える力はコミュニケーションの第一歩であり、これらを最大限に発揮したい、ディベートを通して、部活動のあり方を変えていくことによって社会をどう変えていくかということに目を向けられるようになる、といったことが、全国大会への抱負です。
【高校生チーム】
論題「日本は積極的安楽死を法的に認めるべきである。是か非か」
高校生チームは、部員が4人しかいないので、6人で戦うディベートには、不利な点がたくさんありましたが、当日は中学生部員も協力してくれて、総力戦で戦い、勝利をものにすることができました。他にも勝因はいろいろ挙げられます。スピーチ力の高い部員のおかげでコミュニケーション点で高い点が得られたこと、いわゆる定番的な論題に対して、顧問の樋口先生のアドバイスでユニークな視点で立論を行ったことに他校が対応できなかったこと、予選で負けた時も、完敗にはならず、点をもぎとっていたので、それが最後得失点計算で生きたこと、などが挙げられます。スピーチ力の向上については、低学年の時に先輩が付きっきりで指導してくれたこと、趣味の詩吟の経験が生きたこと、などのおかげだと思います。全国大会の目標は、ずばり、中高共に優勝、です。
ディベート部は、過去にも全国大会に出場したことはありますが、中高同時出場は開智史上初の快挙です。全国大会は8月7~9日にオンラインで行われます。中高ディベート部が一丸となって活躍することを祈念しています。おめでとう!