学校ブログ

ディベート部全国大会出場③(校長ブログ192)

 全国大会に出場したディベート部の中学生・高校生ですが、中学生は第3位、高校生は入賞という、すばらしい結果を達成しました。おめでとうございます。まずは中学生チームにインタビューしました。

 

~~試合での様子~~

予選リーグでは、3校ごとに分けられ、そのうちの2校が決勝トーナメントに進めます。事前に準備したこと、2試合目以降は、現地での対戦校の議論を見て情報収集したこと、などを十分生かして戦い、無事2勝することができました。決勝トーナメント1回戦は、関東甲信越予選決勝で対戦した浅野中さんと再び対戦しました。接戦となりましたが、立論で開智が主張している考え方・価値観をジャッジ(審判)にアピールすることができて、勝つことができました。準々決勝では灘中さんと対戦。立論の内容的に優位に進められるのではと思っていましたが、スピーチで失敗してしまい、これも接戦となりましたが、何とか勝つことができました。そして準決勝。相手は、愛知教育大学附属岡崎中さん。今回、最終的に全国優勝した強豪校です。1回戦で相手から反駁された論点について、修正できないまま試合を迎え、同じところを突かれて、残念ながら敗れてしまいました。くやしかったです。

 

~~全国大会で得られたこと~~

「スピーチ力を鍛えようと思ってこれまで練習してきたので、その練習の効果は発揮できたと思っています。」「全国大会に出て、情報収集力と、短期決戦におけるその場での修正力が身につけられたと感じています。」「初めて対戦する強い相手に、意識が変わりました。来年につなげられると思います。」「これまでは反駁を考える時も若干迷走気味でしたが、全国大会本番では、結構有効な反駁ができたと思います。」「試合ごとに波はあるものの、スピーチ力は上がった気がしています。泊まり込みで全国大会に臨みましたが、その時に先生、先輩、同級生に支えられました。」「以前は準備した内容をそのまま話すという感じでしたが、今回は、ジャッジの様子・反応を見ながら、臨機応変に話す内容を修正できるようになったことが進歩です。」

 

~~まだ足りないと思うこと~~

情報収集体制のさらなる整備。問題点の修正に関する優先順位付け。優先順位を付けた上で、無理なことは思い切って切り捨てる割り切り。

 

~~これから~~

(3年生)秋の大会からは、高校生チームに入ります。レベルも議論の仕方も雰囲気もだいぶ変わります。高校生の先輩にお世話になりながら、この変化に対応していきたいと思います。(2年生)中学生チームの最上級生となるので、1年生とよくコミュニケーションをとりながら、実力を付けていきたいです。即興的なスピーチ力、論題理解力などの向上などが課題です。

表彰式にて。

~~インタビューを終えて~~

全国大会を経て、一回り大きくなったような気がしました。やはり、経験は人を育てます。外へ出て、上には上がいるんだ、と感じることは、新たな成長へのモチベーションを生みます。早くも秋の大会に向けて、準備が始まっているようです。さらなる成長を応援したいと思います。