学校ブログ

ディベート部関東甲信越大会優勝①(校長ブログ218)

 ディベート部の中学生・高校生が、春の関東甲信越大会で共に優勝しました。おめでとうございます。それぞれにインタビューし、夏に向けての意気込みを聞きました。まずは中学生から。

 

【論題】

「日本は中学生以下の SNS の利用を全面的に禁止すべきである。是か非か」

 

~~秋から冬にかけて~~

一応、オフシーズンという感じですが、それぞれに自分の課題を持って、技術向上に努めました。過去の論題で部内でディベートを行い、レギュラーをとるための努力をするとともに、モチベーションの維持を図りました。

 

~~論題が決まってから~~

春の大会の約1ヵ月前に論題が決まります。そこから、部内で議論したり、練習試合をしたりして、立論の方向性を固めました。部員それぞれが個人で論題に向き合い、部活の練習の時に部員同士で話し合って方向性を決めていきます。資料も積極的に集めますが、資料の使い方が上手くないと、先輩からそれを指摘されてきたので、資料の集め方・使い方に開智のノウハウが蓄積されているように感じます。

 

~~予選~~

予選の3試合の結果から、1位と2位、3位と4位が選ばれ、それぞれ決勝戦・3位決定戦となります。予選では、秋の大会で敗れた渋谷幕張中さんと対戦し、接戦でしたが、勝つことができ、秋のリベンジが果たせたのは、とてもうれしかったです。また、こちらが想定していたものとは違う流れになってしまった部分もありましたが、何とか勝つことができ、よかったです。

 

~~決勝~~

予選同率1位で、創価中さんと対戦しました。議論がかみあい、これも接戦となりましたが、コミュニケーション点でポイントできたことが決め手になり、優勝することができました。議論がかみあうかどうかは、対戦相手との絡みで偶然に左右される部分もあります。ギリギリのところで調子の良さが出たと思っています。表彰式の時にすぐに登壇できるよう、大会会場において表彰台の近くの席に座ったことで、より勝利への意識が高まったと言えるかもしれません(笑)。

 

~~これからについて~~

毎年のことですが、春と夏の大会は同じ論題で戦われます。春の大会では、あまり手の内を見せないというやり方もありますが、ここまでのところは、隠すことはせずに戦ってきました。これ以降、春の大会での反省点などもふまえて、軌道修正していきます。夏の大会の予選まで、あまり時間はないので、駆け引き的な部分についても、これからは意識していこうと思います。夏までに、体育祭や合唱コンクールなどがあって、忙しい毎日ですが、時間を有効に使って、部内のコミュニケーションをよくして、全国大会めざしてがんばりたいと思います。

表彰式の様子

~~インタビューを終えて~~

論題に自分で向き合う時間を大切にしているという言葉、資料の使い方が下手だと先輩から指摘される、という言葉に、ディベート部で長年蓄積されているものがあることを感じました。他校から研究されるという不利な要素がありますが、それを跳ねのけて、夏に向けてがんばってほしいと思います。次回は、高校生です。