ゴルフ全国大会出場(校長ブログ149)
個人でゴルフのスクールに通い、練習を続けてきた6年生の金田季来々さんが、今夏に開催された、「全国高等学校ゴルフ選手権大会(緑の甲子園)女子個人の部」に出場し、139人中69位(スコアは73)の好成績を収めました。おめでとうございます。さっそく話を聞いてみました。
~~ゴルフを始めたきっかけは?~~
3歳の時に、ゴルフを始めました。将来、「家族3人でラウンドしよう」という両親の思いからだったそうです。千葉に住んでいましたが、開智小への入学が決まってから、岩槻に引っ越し、蓮田のスクールに通い始めました。小学校時代は、ゴルフ以外にも、水泳や将棋や一輪車などの習い事もしていて、それぞれ楽しかったのですが、小学校4年生から坂戸のスクールに週1で通うようになり、そのスクールに通っている先輩たちがジュニアで活躍しているのを見て、憧れの気持ちから結構真剣に取り組むようになりました。
~~ゴルフの練習と学校生活の両立は大変でしたか?~~
スクールに通う日数は多くなく、自主練習が中心だったので、学校行事や部活や勉強といった学校生活との両立ができたと思います。中学からは一貫部の水泳部に入りました。これもとても楽しかったです。コロナのために合宿と開智発表会での食販(かき氷)ができなかったことが心残りですが。水泳で背筋が鍛えられたことが、飛距離を伸ばすことにつながったと思います。高校生からは、「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」に日曜日に通うようになり、レベルの高い指導を受けられたことは、ゴルフの技術向上という点で、とても大きかったと思います。
~~春にも全国大会に出たそうですが、そこから夏の全国大会への道のりは?~~
今年の春に初めて全国大会に出られました。しかし、悲惨なスコアを叩いてしまい、落ち込みました。ドライバーには結構自信があるのですが、ここぞという時のパターにミスが多く、プレッシャーの悪循環に陥っていました。そこで、春以降、毎日、自宅でパットの練習をするようになり、パッティングの技術が向上したことが夏の全国大会出場につながったと思います。夏の県大会、関東大会ともに無事クリアすることができました。
~~全国大会の思い出は?~~
2日目にいっしょに回った選手が、とてもすごい選手(「日本ジュニアゴルフ選手権」で優勝)で、ショットが曲がることなく、必ずピンそばに寄せる技術を持っていて、感動しました。上には上がいるなと思いました。レベルの高さに圧倒されましたが、ピリピリとした雰囲気はなく、全国各地から集まる選手達と交流ができて、全般的にとても楽しかったです。
~~ゴルフのおもしろさ、難しさとは?~~
スコアが伸び悩んでイライラしがちな時でも、突然いいショットが打ててバーディを取れたりすることがあります。その時のうれしさは格別で、やっぱりゴルフはやめられない、と感じます。一方で、常に自分との戦いであり、練習の時だけでなく、生活全般でメンタルを保たなければならないことが、ゴルフの難しさだと思います。
~~ゴルフがうまくなるには、また、今後の目標は?~~
とにかく、ゴルフを楽しむことだと思います。技術の高い選手といっしょに回ることは、とても刺激的で楽しいです。勝ちたい、という闘志も湧いてきます。大学でもゴルフを続け、いろんな大会に出て活躍したいです。大学卒業後にはプロテストにも挑戦してみたいと思っています。一方で、スポーツにおけるメンタルの重要性ということにも関心を持っています。大学でそれを学ぶことができたらと思っています。
~~インタビューを終えて~~
常に前向きで明るい雰囲気を醸しだしているので、こちらも明るい気持ちになりました。純粋にゴルフを楽しもうという気持ちが、日ごろの生活でも現われているのだと思います。前職時代にゴルフをやったものの、全然うまくならなかった経験の持ち主である筆者としては、純粋に尊敬の念でいっぱいです。将来の活躍を心から応援しています。