学校ブログ

岩槻まつり(校長ブログ195)

 8月18日に、「人形のまち岩槻まつり」が盛大に開催されました。本校の生徒も、昨年度から参加をしています。今年は、和菓子作り、岩槻ねぎの焼きそば、黒奴行列などに参加した他、「岩槻人形製作体験」にも取り組みました。各方面で活躍しているキレプロ(「開智キレイ化プロジェクト」美化委員会+ボランティア委員会+THEグリーン委員会で、校内外の様々な活動を行っている)による活動です。幹部の5年生(平沢さん、鈴木さん、山中君、市原君、小林君)に話を聞きました。

 

~~この活動に取り組んだきっかけは?~~

キレプロの活動を検討している時に、岩槻まつり実行委員の方から、開智も祭りに参加しないかとのお誘いをいただき、せっかくの機会なので、参加しようと思いました。岩槻の地域を盛り上げていくために何ができるか、皆で考えました。実際に岩槻の町を探索したりしながら、検討した結果、やはり岩槻人形と、ヨーロッパ野菜について取り組もうと決めました。人形作りについては、森田人形店様にご指導を仰ぎました。ヨーロッパ野菜については、元々さいたまヨーロッパ野菜研究会様にご指導いただき、開智農園で栽培をしていますが、それを活用したいと考えました。

 

~~学んだこと~~

森田人形店さんにお世話になり、木目込み人形制作の方法を学びました。改めて岩槻に根付く人形製作の文化を知りました。小学生にこれを教えることの難しさと楽しさの両方を経験することができました。プランを立て、それを実行していく上では、キレプロのメンバー(中1~高2)間の情報共有が大切だということも学びました。また、普段は開智内での生徒同士の人間関係が普通ですが、今回、地域の大人の方々と交流することができたことで、プレッシャーも感じつつも、多くのことを学べたと思います。

 

~~大変だったこと~~

暑かったことはもちろんですが、計画段階から当日の実行に至るまでの時間管理が大変でした。自分がわかったことでも、それを人に教えることの難しさを痛感しました。当日、あっという間に準備していた材料がなくなってしまい、需要予測がいかに難しいかということもわかりました。ヨーロッパ野菜については、本当はそれを使った料理をしたかったのですが、なかなかうまく行かず、育てた野菜を配布するにとどまりました。また、その栽培も、収穫のピークが岩槻まつりの1週間後となってしまい、作物を育て収穫にこぎつけるスケジュール管理は、とても難しいものだと感じました。

 

~~これから~~

岩槻まつりの参加は、後輩たちが来年も続けてくれることに期待しています。キレプロの活動は、教育サポーター・子ども食堂支援・岩槻キラキラ商店街の駄菓子屋・開智お助け隊(年末大掃除支援)など、まだまだ続きます。がんばります!

当日の様子①
当日の様子②
当日の様子③
作成したキレプロのチラシ。

~~インタビューを終えて~~

当日、私も岩槻まつりを見に行きましたが、多くの人で賑わっていました。地域の方々からお誘いいただいたことは、とてもありがたいことです。この場を借りて御礼申し上げます。このチャンスを生かして様々な経験ができたことは、生徒たちにとっても、大きなことだと思います。学校から地域へ出ていくことは、けっして簡単なことではなく、うまくいかないことも多々あることでしょう。この経験を未来につなげてほしいと思います。引き続き、キレプロの活動を応援していきます。