学校ブログ

開智学園探究サミット(校長ブログ186)

 7月31日、開智、開智未来、開智日本橋の生徒が集まって、探究活動を行うイベントが行われました。部をまたいだ生徒および教員の交流を通じて、生徒の探究のより一層の充実を図ることを目的に、本校探究テーマ室の先生たちが企画・実行をしました。

 今回の活動の内容は、ダイソンジェームズ財団(掃除機メーカーのダイソン社の創業者が創設)の協力を得て、空気汚染について調査するというものです。測定されたデータをどう解釈するかということについて、各部の生徒たちが考え、対話を行いました。生徒たちのアンケートから、いくつか感想をご紹介します。

〇楽しかったです。そして開智一貫の人で伝統工芸についてやっている人がいて、僕が行なっている探究の活動に繋げられそうな人と繋がれたので、嬉しかったです。【開智未来】

〇未来では個人探究なので、グループ活動は新鮮で面白かった。空気汚染についても興味深かったが、自分の探究について新しい視点でアドバイスをいただけて、良いものを得られたと思う。【開智未来】

〇本来の「探究」のあるべき姿を見れたような気がして感動すると同時に、研鑽に励まねばと痛感しました。言葉に表す必要もないほどに楽しかったです。このイベントが次の代や中等教育の系列校に波及し、単発のイベントとならないと良いなと思います。【開智日本橋】

〇最初に「ぜひ、楽しんでください」と言ってくださったため、緊張が解けて先輩達がどうするか目に焼き付けるだけではなく、自分もやってみようと意識が変わった。空気汚染は学校でも起きることに気づいた。開智日本橋だと考えづらい視点(地域貢献など)をもらえた。【開智日本橋】

〇今まで身内の中でしか発表したことがなかったので、一から他の人に発表するという体験ができたのが良かったと思います。また、全く初めて出会った人達とひとつの事について話し合うという体験もなかなか無いので、参加してよかったと思いました。【開智】

〇全く違う探究や、流れを追っている人と交流できて視野が広がった。居場所作りを探究テーマとしている人と、今後の活動で協力していけそうな部分があったので、新しく企画ができそうで嬉しかった。また、ダイソンの空気清浄の体験もできて、数値化の方法などの過程を自分で追えていい経験になった。【開智】

 開智学園それぞれの学校で、独自に探究活動を行っていますが、グループ校も増えてきたので、今回のように、横のつながりを増やして、お互いに刺激を得合うということは、とても有意義だと思っています。生徒同士の情報交換の時間も、彼らにとってとても満足のいくものだったようです。引き続き、開智学園グループ校間の交流を増やしていきたいと考えています。

校内のホコリを顕微鏡で観察しています。
ホコリの検出器を協力して組み立てています。
生徒同士、意見を交換し合いました。