学校ブログ

キレプロ活動報告①「小学校学習サポーター」(校長ブログ169)

 「開智キレイ化プロジェクト」(略称キレプロ)の活動は、これまでもお伝えしてきましたが(校長ブログ160参照)、新しい取り組みとして、近くの東岩槻小学校での学習サポーターの活動を開始しました。5年生(高2)と4年生(高1)が協力して実施しました。ちょうど5年生から4年生への引き継ぎの時期でした。今後、キレプロを引っ張っていく、4年生の幹部たち(平田君、市原君、小川君、小林君)に話を聞きました。

 

~~この活動を始めたきっかけは?~~

 顧問の手塚先生が地域交流をされる中で、東岩槻小学校の先生との接点ができ、この活動の話が出たことがきっかけです。先生からこの話を聞き、ぜひやってみようと思いました。

 

~~活動の内容は?~~

 まず最初に全校集会があって、そこで自己紹介しました。その後、1時間目から4時間目まで、授業のサポートを行いました。いっしょに問題を考えたり、質問を受けて回答したりしました。休み時間には、いっしょに遊びました。

 

~~大変だったこと・難しかったことは?~~

 これから習うという小学生に「分数とは」ということを教える難しさに直面しました。自分ができることと教えることとでは、大きな違いがあるということがわかりました。小学生はエネルギーの塊で、いっしょに遊ぶだけで相当な体力を消耗しました。また、一生懸命なあまり、往々にして小学生同士がけんかになってしまいがちなので、なかよく学ぶように持って行くことの難しさも感じました。

 

~~学んだことは?~~

 小学生の興味をひきつけるように話すことの大切さを学びました。自分が好きなことにはどんどん食いついてくるので、今授業でやろうとしていることと、子どもたちが好きなこととをどう結び付けるか、話をどう広げていくかということが大事だと思います。学校の先生の仕事の重要さ・難しさを学びました。

 

~~今後について~~

 1回だけで終わりではなく、これからもこの活動を続けていきたいです。この学習サポーターの仕事以外に今取り組んでいるのは、子ども食堂のサポートの他に、岩槻まつりへの参加計画があります。まつりに参加して、岩槻の魅力を発信するにはどうすればいいか、今話し合っているところです。キレプロの活動が今後も継続されるよう、いかに後輩を巻き込んでいくかということが、とても大事だと考えています。4月に開智農園でのキャベツ収穫イベントが予定されています。これをうまく活用したいです。

当日の様子。
当日の様子。
校長室にて。

~~インタビューを終えて~~

 少子化の影響で1クラスの人数が少なく、外部の人に触れる機会が多くないのでありがたい、と東岩槻小学校の皆様は開智生を温かく迎えていただきました。子どもに教えることの重要性・難しさについて触れる機会となったことは、とても得難い経験だったと思います。自分たちの行動によって少しでも世の中を変えていくという経験は、開智生にとっても貴重です。いろんな活動から多くのことを学んでほしいと思います。東岩槻小学校の皆様、ありがとうございました。