図書委員会の活躍(校長ブログ203)
岩槻本丸キラキラ商店街秋まつりでの開智生の活躍は、校長ブログ199でお伝えしました。そこでも触れましたが、この秋まつりの際に、図書委員会が紙芝居を実演し、これもまつりを盛り上げることに大いに貢献しました。図書委員会のメンバー(5年浅井君、中濱さん、4年五十嵐さん、工藤さん)に話を聞きました。
~~紙芝居を行ったきっかけは?~~
夏の岩槻まつり(校長ブログ195参照)に開智生が参加することになった時、図書委員会にも声がかかったことが、最初のきっかけです。結局、岩槻まつりはボランティア委員会が参加することになったので、別の機会を窺っていました。元々、図書委員会では、地域の小学校や学童クラブで本の読み聞かせをやっていたので、紙芝居も共通するものがあるのでは、という手塚先生・矢内先生のお誘いもあり、キラキラ商店街秋まつりに紙芝居を演じることになりました。委員会内で参加者を募り、今後も継続できるよう、2つの学年から構成されるこの4人のメンバーとなりました。さいたま子ども文化研究所代表・さいたま紙芝居研究会会長の中平順子先生に4回ご来校いただき、ご指導を賜りました。
~~大変だったこと~~
紙芝居の経験はなかったので、とまどいました。紙をめくるスピードやそのタイミングなど、コツがあって、とても難しかったです。先生からは、話すスピードや強弱などに変化を加えるよう教わったのですが、どのように変化を加えると聞いていておもしろい紙芝居になるのか、なかなかつかめませんでした。お客さんと対話して進めていくパターンに備えて、先輩に聞き役になってもらったのですが、聞く側の経験もない中での練習でしたので、試行錯誤の連続でした。
~~当日の様子~~
子ども・大人合わせて大勢の方が集まってくれて、うれしい半面、とても緊張しました。演じる側ではない他の委員たちが、観客の方に回って、盛り上げ役になってくれたこともあり、少しずつ雰囲気に慣れていきました。それにつれて、だんだんと楽しくなっていきました。多くの方から、「高校生なのによくできているね。おもしろかったよ。」と言っていただき、うれしかったです。
~~図書委員会の活動~~
図書館リニューアルに関する業務がずっと忙しかったのですが、それも一段落となって、他の活動をする余裕ができてきました。夏休みの期間に、久々に本の読み聞かせを行いました。コロナ前には図書委員の活動としてやっていたのですが、コロナ以降、中断となっていました。今年の夏、地元の東岩槻小学校の学童クラブからお誘いがあり、実施しました。私たちとしては初めての経験で、緊張もしましたが、子どもたちがとても楽しそうに聞いてくれて、やってよかったと思っています。
~~今後について~~
日常的な図書館業務に加えて、今後も地域貢献活動をやっていきたいです。今冬に地域の小学校で読み聞かせをする予定がすでに決まっています。今回のような紙芝居も続けていきたいです。読書の楽しみを広げること、図書館に賑わいをもたらすこと、などがこれからの目標です。
~~インタビューを終えて~~
上記の他にも、開智発表会で恒例の古本市を開催するなど、図書委員会は積極的にいろんな活動をしています。より多くの人に本のおもしろさを、物語のおもしろさを知ってもらう活動に取り組んでいます。それが結果的に地域の発展につながるということは、とても大きなことだと思います。筆者としても、図書委員会の生徒・顧問の先生方と連携して、図書館の充実などを推進していきたいと考えています。