学校ブログ

図書委員の活躍(校長ブログ238)

 昨年に引き続き、岩槻本丸キラキラ商店街の秋まつりにて、図書委員の4年生新幹部4人(関根さん、遠藤さん、横江さん、原田さん)が紙芝居の企画に参加しました。図書委員としての日頃の活動の様子と合わせて、インタビューしました。

 

~~企画に参加したきっかけは?~~

直接的には手塚先生に声を掛けられたことがきっかけですが、図書委員の5年生の先輩からも、「次は君たちの番だ」と言われたことも背中を押してくれました。ボランティア委員との連携も心強かったです。

 

~~具体的な取り組みについて~~

2週間前に道具をお借りし、まず読み込むことから始めました。1週間前からは、実際に声を出して仲間と練習を始めました。昨年もお世話になった、さいたま子ども文化研究所代表・さいたま紙芝居研究会会長の中平順子先生に今年もご指導をいただきました。当日、早めに集合して、そこでリハーサルを行い、本番に臨みました。

 

~~大変だったこと~~

まず、滑舌。普段特別に声を出すような訓練はしていないので、最初は「カミカミ」な状態でなかなか口が回らなくて苦労しました。紙芝居の紙をさっと引いて後ろに入れる、という動作が結構難しかったです。水平に引かないと紙が引っかかったりして、それに気を取られるとうまくセリフが言えなくなるなど、大変でした。観客をしっかり見ながら話さなければならないのですが、つい、紙を見てしまいがちになってしまうのが、難しかったです。また、当日、雨が降ってきて、紙を濡らしてしまっては大変なのですが、ボランティア委員の生徒達が、ブルーシートをかけてくれるなど助けてくれたので、無事行うことができてよかったです。また、反応のよい子どもたちに助けられました。

 

~~学んだこと~~

やはり、コミュニケーションの大切さです。相手の目を見て話すこと、ただしゃべるだけでなく、積極的に声をかけて一体感を作り出すこと、抑揚や感情の入れ方に工夫をすること、けっして慌てず、「間」を大事にすべきであること、といったことを学びました。観客の子どもたちが食い入るように紙芝居を見入ってくれていたので、結構うまくいったのかなと思っています。感情の入れ方などは中平先生から誉めていただきました。どちらかというと、人前で話すことは得意な方ではないですが、今回の紙芝居の経験を経て、慣れてきたような気がします。今日、校長先生の前でも意外にすらすら話せました。今回の企画では、ボランティア委員会の生徒たちと協力して取り組むことができたので、連携することの大切さも学べたと思います。

 

~~日頃の図書委員の役割と、今後の活動について~~

先輩たちから幹部のポジションを受け継いだばかりです。まずはシフトをしっかり回して、図書館の貸出業務をきちんと行うことが大事だと思っています。図書委員会は、毎年開智発表会で古本市を行っており、その収益と生徒会からの支援の両方を図書館運営に生かせるという利点があります。それらを図書館の環境改善に役立てたいと思っています。それとは別に、近々、東岩槻小の学童クラブで、絵本の読み聞かせの活動を行う予定です。様々な活動を通して、図書委員会の存在感をアピールしていきたいです。

校長室にて。

~~インタビューを終えて~~

図書館での作業に加えて、今回のような紙芝居企画や、絵本読み聞かせなど、積極的に外へ出ていって、多様な活動をする中で、委員たちがどんどん成長していく姿を見られて、とてもうれしかったです。図書館については、一貫部後援会の支援をいただいて、内装リニューアルを予定しています。また、開智発表会でのくすのき会(保護者会)のバザー収益を蔵書購入に役立てさせていただいています。図書委員会と連携して、図書館の充実に今後も力を入れていきたいと考えています。