学校ブログ

科学の甲子園ジュニア埼玉県大会出場(校長ブログ234)

 2年生の2チームが、第13回科学の甲子園埼玉県大会に出場し、うち1チームが第7位で優秀賞をいただきました。おめでとうございます。出場した2チームの2年生(Aチーム:岡部さん・髙橋さん・平澤さん、Bチーム:岡﨑さん・津田さん・中村さん)に話を聞きました。

 

~~事前の準備について~~

 理科の先生からこの大会参加の紹介があり、まず1,2年生を対象に筆記試験で校内選考となりました。それをクリアし、私達2チーム計6人が埼玉県大会に出場することになりました。結果的に、6人とも同じクラス(2年J組<創発クラス>)ということになりました。筆記試験の科目は、化学・物理・生物・地学・数学・情報の6科目ありますが、チームごとに得意科目をもとに分担を決めて、過去問にあたりました。また理科の資料集を徹底的に読み込むということもしました。本番では実技試験があるのですが、その内容は事前にはわかりません。科学部の人といっしょにどんな問題が出るか、考えてみました。過去に他県で紙飛行機の課題が出たことがあるので、いろんな紙を使って実際に作ってみて、どんな紙だとどれくらい飛ぶのかなどを確認したりしました。

 

~~当日の様子~~

 事前の準備も楽しく取り組むことができたので、かなりリラックスして本番に臨めたと思います。筆記試験は、事前に解いた過去問より記述問題が多くて、難しかったです。生物の遺伝の問題は、高校で習うような内容でした。実技試験は、紙でグライダーを作り、勢いをつけずに落下させてどれくらいの距離を滑空したかを競う課題でした。その場で試行錯誤しながら、Aチームはパラグライダー型、Bチームは紙飛行機型でチャレンジしました。おもりを多く使った方がポイントが高くなるので、なるべくたくさん付けようと工夫しました。最終的には、パラグライダー型の方がよく飛ぶという結果になりました。

 

~~うまくいったこと~~

 チームで協力して問題を解くということがスムーズにできました。たまたま皆同じクラスだったこともあり、日頃からコミュニケーションが取れていたこともよかったと思います。昨年度も出場したのですが、その時はとても緊張してしまいました。今年は緊張せずに平常心で力を発揮できたと思います。

 

~~難しかったこと~~

 実技試験に関して、当日、班ごとに練習していた時と本番の時とでは状況が異なり、思うように飛ばなかったことで、なかなか難しいものだと感じさせられました。先ほども言いましたが、筆記試験の問題が難しかったです。

 

~~学んだこと~~

 皆で協力して一つの課題を解決していくことの大切さ、難しさを学びました。いっしょに考えることで、緊張感を一人で抱え込むという状況にならずにすむのは、とてもよいことだと思いました。優勝したチームの実技試験は、非常に長い距離を飛ばすことができていたので、工夫次第であれほど飛ばせるんだと思って、とても勉強になりました。何事もまずはやってみることが大事であり、やってみることで知識や経験が得られるということを学べたと思います。

 

~~今後について~~

 高校の科学の甲子園に挑戦したいです。また、個人参加となりますが、各科目のオリンピックにも出てみたいです。今回のグライダーの実技試験でくやしい思いをしたので、航空工学について探究で学び、どうしたら距離が出るのか、自分なりに考えてみたいと思っています。

~~インタビューを終えて~~

 本当は全国大会をめざしていたとのことで、くやしい思いをしたようです。今回のその思いを今後に生かしてほしいと思います。中学生高校生のうちに科学への興味関心を高める機会を設けることは、学校としてもとても大事なことだと考えています。いろんな形で生徒をサポートしていきたいと思っています。