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科学の甲子園埼玉県大会(校長ブログ156)

科学の甲子園埼玉県大会

 

 科学の甲子園の埼玉県予選に、本校から2チーム参加し、そのうちの1チームが、筆記部門で第3位という好成績を収めました。おめでとうございます。さっそく話を聞きました。4年生の都築君(情報担当)、関根君(生物担当)、瀬戸川さん(化学担当)、上田さん(地学担当)、染谷君(物理担当)、石谷君(数学担当)の皆さんです。

 

~~参加のきっかけは?~~

昨年度3年生の時に科学の甲子園の存在を知り、気にはなっていました。9月に学年の先生から申込受付の話があり、「出るからには賞をねらおう」ということで、各分野を得意とする6人が集まって、申し込むことにしました。筆記テストの学内選考を経て、参加できることとなりました。

 

~~大会に向けて~~

筆記試験に関しては、科目ごとに担当を決めて、それぞれ準備しました。高校課程全体が範囲となるので、基礎科目しか習っていない自分達には大変でしたが、何とか勉強しました。実技試験は、A4の紙7枚を使って、できるだけ高く、一番上にビー玉を載せられる位の強度も持つものを作る、というお題でした。あれやこれやとずっと話し合い続け、前日になってようやく方針が決まりました。

 

~~大会当日の様子~~

「緊張している」という声が他校の方達から聞こえてきましたが、高1ということもあってか、リラックスしている状態で試験に臨むことができました。<筆記>知識を問う問題というよりは、考えさせた上で記述で答えさせる、という問題が多く、逆に自分たち向きの問題だった気がします。理科の授業では、普段から、「なぜ」を考えさせられることが多いことも、役立ったように思います。主担当は決めましたが、当日はすべての問題を皆で相談しながら解いたので、その辺も私たちの得意分野かもしれません。「学習していない範囲が出てとまどった」「長文記述にはちょっと苦戦した」「知識が直接問われる問題も出た」「理科というよりは読解力を試されているようだった」「思ったより簡単だった」などの感想もありました。<実技>苦戦しました。「満点:タワーの高さ=130cm、ビー玉20個」となっていて、「どうせ誰も満点なんか取れないよ」と思っていたのに、3チームが満点をとり、自分たちの準備不足を痛感させられました。実技の配点の割合が高いので、総合での成績は振るいませんでしたが、筆記で3位になれたのは、とてもうれしかったです。

 

~~来年に向けて~~

来年も出たいです。来年こそは、実技の準備も完璧にして臨もうと思います。目標は、ズバリ「全国大会出場」です。

会場入り口にて
真剣に問題に取り組んでいます
賞状と記念品と

~~インタビューを終えて~~

多くの高2生が参加する中、高1チームで筆記部門3位は大変立派です。賞状もいただきました。来年、もう一回チャンスがあります。来年は今年以上の成績が収められるよう、がんばってください。皆で相談・協力しながら課題に取り組み、成果につなげるのは、開智のお家芸です。8年前に、開智チームが科学の甲子園本選に参加した実績があります。ぜひ、その再現をねらいましょう。応援しています。