地域ボランティア活動「外へ、未来へ⑧」(校長ブログ55)
グローバルな視点も大事ですが、地域に根ざした視点も同じく大事です。今年度から、地域の方々との接点を増やしていくことに取り組んでいます。
ボランティア委員会と中学サッカー部のメンバーが、地域ボランティア活動を継続的に行っています。今回は、ボランティア委員の幹部・中学サッカー部部長にインタビューを行いました。
~~今回の活動の内容は?
今年の夏に5年生のボランティア委員が、地域の高齢者の方のお庭にひまわりを植える活動をしました(2021年6月17日付け校長ブログ参照)が、その収穫後に大根を植えてそれが育ったので、その収穫を行いました。また、恒例の通学路清掃の時に、「開智お助け隊(地域の方々でお困りの方へのボランティア活動のメンバー)」の活動として、高齢者の方のご自宅の窓拭き・庭石の移動・収穫した大根の地域の方々への配布を行いました。大根の一部は、開智の食堂の食材として提供し、ランチの定食のお味噌汁の具になりました。
~~大変だったことは?
「真冬の作業だったので、手が冷たくてつらかったです。」「サッカー部では力持ちの方ですが、それでも大きな庭石を動かすのは大変でした。」「期末考査が近い時期だったので、勉強との両立も大変でした。」「あくまで自発的な活動であるので、義務として課すこともできず、ボランティア委員の意識を保つことはそれなりに大変でした。」
~~うれしかったことは?
「収穫した大根を近隣の方々に配った時、食堂に食材として納品した時に、ありがとう、大切に使いますと言われたことです。」「大根を配りに近所の方のお宅にお邪魔した時、最初は丁重にお断りされたのですが、寒くて震えながら大根を持っている生徒の様子を見て、『やっぱりいただくわ』と言って受け取ってもらえたことです。」「庭石を動かした時にその家のおばあさんから、お礼を言われ、さらにお菓子までいただいたことです。」「地域清掃の時に地域の方にあいさつをしたら、あいさつを返してくれたこともうれしかったです。」
~~ボランティア活動を継続するために重要なことは?
「自分たちの代で行ったことを、下の代にどう伝えるかということが重要です。後輩の育成が大事です。」「ボランティア委員以外にも、ボランティアに興味を持っている人はいると思います。そういう人たちにどのように声がけをしていくか、が重要だと思います。」
~~開智生に一言!
「日頃通学路では地域の方にご迷惑をかけているので、こういった活動をみんなですることによって、地域の方への恩返しができると思います。みんなでいっしょにがんばりましょう。」「多くの生徒がボランティア活動に興味関心を持ってくれたらうれしいです!」
「始めることも大事だが継続することがさらに大事」と以前のブログで書きました。生徒も試行錯誤しながら、ボランティア活動に取り組んでいます。こういった活動があたりまえのものになるよう、来年も応援していきたいと思います。
年内のブログ更新はこれが最後です。来年もよろしくお願いします。皆様よいお年をお迎えください。