~医療人としての全体観を持つ~
多岐にわたる命に向き合うためにやるべきことは、単なる大学でやることの模倣や先取りではありません。医療に関係する職業調べを皮切りに、車イス体験・ブラインドウォーク・高齢者や妊婦の疑似体験など他者に対する想像力を育む活動やその延長上にある社会における福祉ノーマライゼーションまで意識を高めます。また、医療者に限らず必要との観点から、脳死判定と臓器移植への心理的倫理的アプローチについて討議したり、心肺蘇生法の実習などもあがってきます。さらに放射線技師の方々による特別授業、
医療現場で働いている先輩や大学で学んでいる先輩との懇親会、大学見学、病院見学などを通じて、医療を志す者としての決意・覚悟を醸成していきます。これらの取り組みは決まったものとして行うのではなく、そのときの仲間の顔ぶれに最適な内容を最適なタイミングで実施していきます。