レゴ マスターズJAPAN出場(校長ブログ133)
3年生の佐藤立之輔君が、TBSの番組「レゴ マスターズJAPAN」に参加しました。オーディションを勝ち抜き、見事ファーストラウンドに進出することができました。さっそくインタビューしてみました。
【レゴ マスターズJapanとは】
この番組は世界18か国で放送されているレゴ グループ公認番組で、日本初上陸となる。“日本一のレゴ®ブロック ビルダー決定戦”として、日本全国から集結したレゴ ブロック ビルダーたちが激闘を繰り広げ、優勝者には優勝賞金50万円と「日本一のレゴ マスター」の称号が送られる。(番組HPより)
オーディションを通過した12組のチームが、ファーストラウンド、セミファイナル、ファイナルを戦い、最終的に優勝チームが決定される。対戦の模様は、土曜日午後4:30~TBSテレビで放映。
~~レゴを始めたきっかけは?~~
兄がレゴで遊んでいたので、自分が生まれた時には、すでにそこにレゴがありました。非常に恵まれた環境で自然にレゴで遊ぶようになりました。他のゲームとは違い、あれこれ想像しながら作っていくと、最終的に形となって作品が現われるという点が、達成感があっておもしろいと思いました。
~~この大会に参加した理由は?~~
その後、小学5年以降、中学受験の準備のために、レゴから遠ざかってしまいました。中学2年の時に、別の中学校に行っている小学校時代の友人と再会し、その友人がレゴ好きであったことから、再びレゴ熱が高まりました。「レゴ マスターズJAPAN」参加者募集のお知らせをスマホを見て知り、友人といっしょに出ることにしました。参加を決めてからは、スキルを上げるために、その友人と、お互いに「お題」を出し合って、その「お題」のものを作る、という練習をくりかえしました。最初は、「りんご」とか「動物」とか比較的簡単なものだったのですが、だんだん進化して、大きなロボットを作ったりするようになりました。
~~オーディションの様子は?~~
まず書類審査があり、その後、ZOOMによるオーディションがありました。そこで得意なことをプレゼンテーションするのですが、何とかクリアしました。その次が対面のオーディション。テーマは、「好きなもの」と「球体」。映画と宇宙が好きだったので、「好きなもの」は、「映写機」と「宇宙船」を組み合わせたものを作りました。「球体」の方は、ポップコーンが容器からあふれでる様子を表現したものを作りました。この2つでオーディションを突破することができました。審査委員長で、日本唯一のレゴ®認定プロビルダーの三井淳平さんから、「お気に入り」と言っていただけたのが、とてもうれしかったです。
~~ファーストラウンドの様子~~
ファーストラウンドのお題は、「3Dアート」で、自分が参加したAブロックのテーマは、「日本」でした。日本と言えば、寿司、寿司と言えば、マグロ。時代とともに日本、とくに東京は大きく変化してきたので、江戸時代と現代をつなぐものとして、タイトルは、「時を超えるマグロ」としました。葛飾北斎の「富嶽三十六景」をモチーフにしました。意外性を追求して、見る人の心に残る作品をめざしました。他のチームの出来映えもすばらしく、残念ながらセミファイナルに進出することができなくて悔しかったですが、貴重な体験ができたと思っています。他の参加者と友人になれたのも、大きな収穫です。
~~レゴに必要なことは?~~
空間認知能力が重要です。また、作りたいと思っていることを実現するために、実際にどのようなパーツをどのように使えばいいのかをとっさに思いつけるセンスも重要です。絶対音感ならぬ「絶対LEGO感」という言葉があるくらいです。これからも鍛えていきたいです。
~~今後の目標は?~~
再度「レゴ マスターズJAPAN」に参加したいです。また、開智にレゴ同好会を作りたいです。今回の参加で、東京工業大学レゴ部の人たちと仲良くなりました。留学生の方がいて、英語でコミュニケーションしました。将来的には、東工大に入りたいという気持ちも芽生えました。
~~インタビューを終えて~~
レゴブロックを用いて何かを創り上げるということは、まさにアートを創造することなのだということがよくわかりました。番組を見ていて、参加者たちが、しきりに哲学的・抽象的・芸術的な表現をすることからも、それがうかがえます。今後の一層の研鑽に期待したいですね。応援しています。