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ディベート部 第28回ディベート甲子園進出①【中学生】(校長ブログ136)

 ディベート部が中学生高校生ともに全国大会進出を決めました。おめでとうございます。ここに至るまでの道のりと、全国大会に向けての思いを聞きました。まずは中学生編です。論題は、「日本は鉄道の運賃を自由化すべきである。是か非か」です。

 

~~春季大会からディベート甲子園地区大会まで~~

 春季関東甲信越大会では、先輩たちは優勝したのに、中学生チームは1勝しかできませんでした。論題が発表されて間もない時だったので、準備が全然できませんでした。それは他校も同じ状況だったので、まだまだ実力がなかったということだと思います。くやしい思いをしました。その後、リサーチ力を高めること、練習試合などを通して経験値を上げていくこと、などに取り組んで来ました。他校の試合の様子も観察して、良いところを採り入れることも心がけてきました。

 

~~地区大会1日目~~

3試合とも勝つことができました。相手の反論が予想外で焦ったり、議論が迷走したり、課題はたくさんありました。試合をしながら、春の時よりも、色んな場面における対応力が上がった気がしました。チーム内の話し合い・連携がうまくいったように感じます。

 

~~地区大会2日目~~

部員で協力して積極的に相手校のリサーチをして、立論を予想しました。数日前に見つけた新聞記事を使ったところ、対応が難しかったみたいで、これが決定打となって勝利しました。これで全国への切符を手に入れました。うれしかったです。春季大会の結果からすると、信じられないことでした。

 

~~地区大会3日目~~

予選ベスト4による準決勝と決勝です。準決勝は接戦となり、正直「負けた」と思ったのですが、幸いにして勝つことができました。そして、決勝。相手は、強豪開成中さんです。準決勝までと同様、リサーチをして、どういう方向性でくるか予想しました。実際の展開は予想通りだったのですが、まったく太刀打ちできませんでした。完敗です。実力差を痛感させられました。

 

~~全国大会に向けて~~

準備やリサーチの大切さを、地区大会で学びました。全国大会でも、一つ一つの試合に全力を投入したいと思います。チーム内の連携をよくし、悔いの残らないようなディベートをしたいと思います。いつかは、開成中さんにリベンジしたい、という気持ちも持っています。

関東甲信越地区準優勝となりました。

~~インタビューを終えて~~

 1学期の間に、相当な成長があったようです。春に1勝しかできなかったのに、夏には地区大会準優勝のレベルまでに成長しました。自分たちでも、どういう工夫をするとどういう成長につながるのか、模索中であるようで、それがとても初々しく感じられました。経験から学んで成長につなげることができるのが、開智生の強みです。まさに発展途上の彼らが、全国大会で大暴れすることを期待しています。