国際教育報告会「外へ、未来へ⑥」(校長ブログ53)
夏休みに自ら海外に飛び出した4年生(高校1年生。沖村珂瑛さん【アメリカに短期留学】、小宮雪鹿さん【タンザニアに国際ボランティア】)二人が、様々な形で国際経験をした他の同級生・下級生に声をかけて、国際的な活動に興味を持っている1~4年生を対象に、「国際教育報告会」を自主開催しました。プレゼンターは、
①2学年の語学研修プログラム、3,4年学年の海外研修(オーストラリア・カナダ)の国内代替行事の参加生徒
②自主的にオンライン留学に挑戦した生徒
③自主的に短期留学・国際ボランティアをした生徒(主催者の二人)
で、約60人もの生徒が集まり、大盛況でした。参加した生徒は、皆真剣に話に聞き入っていました。さっそく、主催者の二人にインタビューしました。
~~国際教育報告会を開催しようと思ったきっかけは?
コロナ禍の中で海外に出たので、不安がいっぱいありましたが、それぞれの現地でSNS等を使って二人で励まし合いながら、貴重な体験をすることができました。国際的な活動に興味はあっても、どうしたらいいかわからなくて困っている人もいると思います。私たちの体験が少しでも役に立てばと思って、報告会を実施することを担当の先生に相談し、実現にこぎ着けられました。興味がある人に直接話すこと、どんどん質問ができるようにすること等が大事だと考えて、この形式を選びました。
~~開催にあたり、大変だったことは?
報告会の周知方法です。教室掲示のポスター作成と、インスタグラム投稿を行いました。人が集まってくれるだろうかと心配でした。
~~うれしかったことは?
たくさん集まってくれたことです。また、多くの方が質問してくれたこと、それへの回答に感謝してもらえたことです。
~~お二人の将来の志望は?
【沖村さん】
女性の社会進出に興味があります。アメリカに行ったのも、アメリカのジェンダー指数がこの1年で急上昇したのはどうしてか知りたかったからです。大学ではまず歴史を学び、現状を把握した上で、ジェンダー問題先進国の北欧に留学してみたいです。将来的には、女性の社会進出のロールモデルになれればと思っています。
【小宮さん】
世界中の人々が、それぞれに夢を描けるようになることに貢献することが私の夢です。大学では国際政治学や文化人類学を通して、奉仕活動の理論と実践を学びたいと思っています。将来は、ユニセフ職員になって開発援助の仕事をしてみたいです。
~~最後に一言ずつお願いします
【沖村さん】
自分から発信することで、出会いや新たな理解が生まれます!
【小宮さん】
一つでも何かに挑戦することの大切さを伝えたいです!
二人は、3年生の時に、生徒が自主的に立ち上げたSDGs団体で初めて知り合って、意気投合したそうです。新型コロナウイルスが今後どうなるか不透明な状況ではありますが、色々な方法で海外に目を向けることはできます。自分たちの経験だけで終わらせず、多くの人の力になれればと考え、実際に行動に移したことは本当に立派だと思います。参加した多くの生徒に、大きな影響を与えてくれたことでしょう。本当にお疲れ様でした!