学校ブログ

卒業式・修了式(校長ブログ171)

 3月15日に、卒業式が行われました。合唱・5年生の参列があったこと、午後に「卒業を祝う会」が行われたこと、など、完全にコロナ禍の前に戻りました。学校長式辞では、思い切って最初の一歩を踏み出すこと、そして視野を広げることの大切さについて、私の思いを伝えました。

 今回、一貫部の卒業式に、開智学園名誉学園長の大村智博士が初めて参列されました。2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞されて以来、ご多忙でなかなか本校にいらっしゃれませんでしたが、今回ご都合をつけていただくことができました。大村博士から「大村賞(その学年の理系のトップの生徒に贈られる賞。開校以来、毎年表彰されている)」を直接該当生徒に手渡しいただいた後、ご祝辞をいただきました。「実践躬行」の大切さについてのお話でした。地道に研究を続け、大きな成果につなげられた大村博士の含蓄深い言葉に、生徒も大きく心を打たれた様子でした。私自身も身の引き締まる思いでした。

 卒業生の、晴れやかな、そして、力強い意志を秘めた表情をうれしく、頼もしく思いました。保護者の皆様方をはじめ、関係する方々の日頃のご支援に改めて感謝するとともに、22期生の皆さんの、今後の活躍を心から応援したいと思います。

 そして、3月19日は今年度の修了式でした。大村博士からは、在校生へもメッセージをいただいていたので、それを紹介しました。「望みを捨てない者だけに道は開かれる」という言葉です。困難なことがあっても、けっしてあきらめず、努力を継続していれば、必ず状況は良い方向へ向かっていくということに、私自身も勇気を与えられました。

 今年度のいろいろな経験を、来年度につなげていきたいと改めて思いました。

卒業証書の授与。
大村賞の授与。
大村先生にご祝辞をいただきました。
在校生へのメッセージもいただきました。