学校ブログ

3Dプリンター(校長ブログ78)

3年生が使用しているキーケース。3H後藤くんのデザインです。

 本校には、理科所有の3Dプリンターがあります。3学年のクラス数が増えて教室の鍵を収納するケースに鍵が入りきらなくなったので、この3Dプリンターを使用して、収納ケースを作成することにしました。3年生にデザイン案を募ったところ、5人の生徒が応募してくれました。その中から一つ選び、実際にプリンターで制作しました。この5人の生徒に、制作過程などをインタビューしてみました。

デザイン企画に応募した生徒たち

【質問項目】:こだわりのポイント、苦労したこと、将来の夢

3B市村樹生君

学年色である「緑」をうまく使ったこと。3Dプリンターには初めて触れたし、デザインのアプリも操作するのが難しかった。でも意外に楽しかった。日本が大好きなので、将来日本がダメにならないような何かをしたい。

3I箕輪雄介君

自分が持っていたオルゴールを参考にデザイン。Kaichi School Key Boxの文字と開智マークをつけた。表面にきれいな模様をデザインするのが難しかった。真剣に採用を狙っていたので、残念。デザインやイラストが好きなので、将来、そういった分野に興味。

3J川村雄紀君

鍵を収納する筒を斜めにして、外側に向けて鍵をぶら下げるようにした点。斜めにした分、重心がブレやすくなってしまった。普段気にしない視点に立つことができて楽しかった。科学者にあこがれ。人に教えることにも興味。

3J冨田彩乃さん

ケースに鍵を収納した時に、どのクラスの鍵がどこにあるか、わかりやすいようにした。アプリが暴走してコントロール不能に。ものづくりが好きなので、難しかったけれど達成感があった。理科が好きなので、何かを開発する人に。

3H後藤慈瑛君【採用】

使いやすさとデザイン性の両立。筒の高さを変えることで単調さを防ぐ。筒の直径がちょうどよくなるよう工夫した。小学校の頃から図画工作が好きで、デザインと機能性を両立したペン立てを作ったこともある。父親が在宅勤務でCADを使っていた時に触らせてもらったのも役立った。自動車のデザイン設計に興味。正直、他の人のデザインの方がすごいと思った・・

作品が採用された後藤君

3学年の中村允耶先生によると、採用の決め手となったのは、シンプルなデザインを組み合わせて複雑なものに仕上げた後藤君の作品のデザイン上の面白さと、実際に3Dプリントしてみたときの安定性・耐久性の高さを兼ね備えていたところだそうです。

アプリ上のデザイン
3Dプリンター出力中
提出作品の縮小模型(1;箕輪君、2;市村君、3;冨田さん、4;川村君)

 3Dプリンターは、鉄道研究部でも、鉄道模型コンテストに出品するジオラマの部材作りに活用されているようです。「おもしろそうだな」と思ったことをそのままにせずに、やってみよう、という姿勢が大事です。実際にやってみると、予想以上に気づきがあったり、達成感があったりします。「よし、やってみよう」と生徒が思えるようなチャンスを、これからも作っていきたいと思います。何もないところから、新しい何かを創り出す力というのは、これからの時代、さらに重要なものになるでしょう。「創造」をするのに、このような新しい技術を応用することも、とても重要だと考えています。