3学期始業式(校長ブログ56)
ちょっと日がたちましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も本ブログをよろしくお願い申し上げます。
1月8日に始業式が行われました。年が改まる時というのは、何かを始めることを決意するのに、ちょうどよいタイミングです。終業式に話したことの続きとして、今年何かに挑戦してみようという話を、動画で行いました。夢や目標を言葉に出して表明することの意義についても話しました。また、生徒の活躍をこの動画の中で紹介するのはいつものことですが、今回は、一人の開智生の勇気ある行動について、紹介しました。
ある開智生が、登校するために自宅の最寄りの駅付近を歩いていると、運転中に体調が悪くなっているドライバーを発見しました。その時周囲にいた人たちは、異変に気づいていたものの、見て見ぬ振りをしていたようです。その開智生はとっさにその車の後ろに停車していたドライバーの方と連携して対応し、大きなことにならずに済みました。そのままその開智生は名乗らずにその場を去ったようですが、後ろのドライバーの方から学校に連絡があり、このことがわかりました。2学期の終業式での「まず第一歩を踏み出すことが大事」という話を意識したものかどうかはわかりませんが、とっさに行動に移せたことはとてもすばらしいことだと思います。新年の最初にとても勇気づけられた出来事でした。
10日から始まる中学入試の準備も、着々と進んでいます。生徒たちは、中学入試期間となるため、明日からしばらく自宅学習日となります。新型コロナウイルスの感染状況も予断を許さないことになっています。自宅で時間を有効に過ごすよう伝えましたが、学校としても社会状況を見ながら今後の対応を慎重に考えていきたいと思っています。