学校ブログ

JpGU2021年大会高校生セッション奨励賞受賞(外へ、未来へ④)

開智の探究からスタートした研究が、「日本地球惑星科学連合2021年大会高校生セッション」で奨励賞に選ばれました。20期生の小林南奈さんによる、「小型宇宙線検出器を用いたミュオグラフィーによる天井の厚みの推定」という研究です。さっそくインタビューしました。

~~このテーマにしたきっかけは?

探究で「他の星に住むには」というテーマに取り組みましたが、その中で、人が宇宙に出るには、宇宙線という放射線の被曝にどう対処するかが重要だということがわかり、宇宙線について探究を進めたことがきっかけです。宇宙から地球に届く宇宙線を測定することによって、構造物の厚みや空洞の有無を測定するミュオグラフィーという技術を知り、それを応用すれば、開智の校舎の天井の厚みを推定できるのは、と思いました。

~~具体的にどう取り進めましたか?

東北大学のHPから、宇宙線に興味を持つ中高生対象にワークショップを行う「宇宙線探究活動探Q」の存在を知り、そちらに相談しました。そして宇宙線検出器をお借りすることができました。

~~大変だったことは?

タブレットは使い慣れていましたが、PCはそれほどではなかったので、データ分析や資料作成には苦労しました。また、測定も試行錯誤の連続で、校舎のあちこちで何十回も測定したことが大変でした。探Qの方との定期的なオンライン面接での指導や、開智の物理の佐々木健二先生のアドバイスのおかげで、研究を進められました。

~~うれしかったことは?

賞を取れたことはもちろんうれしかったですが、知らなかったこと、やってみなくてはわからなかったことなどが、測定を繰り返すことで理解できたことが、とてもうれしかったです。

~~今後の抱負は?

もともと宇宙と機械に興味があるので、大学で航空宇宙工学について学んでみたいです。

粘り強い試行錯誤が結果につながりました。

 もともと好奇心はある方だったが、行動力はそれほどでもなかった、と小林さん。この探究を通して、行動力もついたと感じているとのことです。最初は素朴な疑問から出発したこの探究。粘り強く続けることで、外部に発信し、評価を受けることができました。開智の探究を出発点として、より深い内容に進めていくという例を示してくれたことで、後輩の生徒たちにとっても励みになると思います。おめでとうございます!