女子テニス部の中学1,2年生が、私学大会の県予選・北関東予選を勝ち抜き、全国選手権に出場しました（4年ぶり3回目）。おめでとうございます。2年生の関根さん（キャプテン）、鈴木さん、北岡さん、1年生の橋本さん、木村さんに話を聞きました。

～～全国までの道のりは？～～

けっして簡単ではなかったです。埼玉県の予選は1位で通過することができましたが、北関東大会では、決勝戦で敗れてしまいました。決勝戦の相手は、ジュニアの選手が数人いて、強いチームでした。ダブルスの連携がすばらしく、完全に相手のペースに巻き込まれてしまいました。全国に行けるのは2チームなので、ベスト4のうち、優勝チームに負けたチーム同士で2位決定戦が行われ、何とか勝って、全国に行くことができました。

～～全国大会での様子は？～～

埼玉や北関東の大会とはずいぶんと雰囲気が異なりました。選手がプレー中に出す声がやたら大きいことに驚きました。また、他校の顧問の先生が選手に対して方言で声がけしているのを聞いて、「全国に来たんだなあ」と実感しました。強いチームは、チームとしてのオーラが違っていて、何かにつけて余裕がある感じでした。私たちは慣れていないので、余裕がありませんでした。団体戦では残念ながら1回戦で負けてしまいましたが、シングルスでは1つ勝てたので、よかったです。

～～大変だったことは？～～

普段の練習時間はけっして長くはないので、ダブルスの練習がなかなかできず、二人の息を合わせるのが難しかったです。フォーメーションの重要性は先生から言われて理解はしていて、それなりに練習したのですが、実際の試合になると、相手のボールを返すので精一杯で、フォーメーションのことまで考える余裕がありませんでした。

～～テニスの上達に重要なことは？～～

自分の今のコンディションがいいのか、悪いのかを自分で見極める力を持つ必要があると思います。また、相手の選手の動きをよく観察し、その特徴、弱点などを見抜く力も持つ必要があります。親からは、「成績が落ちたら部活はやめさせる」と言われているので、テニスが上達する大前提として、テニスを続けるために、勉強もがんばることが大事だと思っています。

～～今後の目標は？～～

来年度のさいたま市学校総合大会で優勝し、県大会に進み、さらに関東大会に進出することが目標です。1チームあたりの人数も増えるので、チームの総合力を上げる必要があります。先輩方が私たちに多くの経験を積ませてくれたおかげで今があるので、私たちも、後輩達が経験を積んで、総合力アップにつなげられるよう、がんばりたいと思います。一つ一つの試合に全力を出し、気の緩みで勝利を逃すことがないよう、気を引き締めていきたいと思っています。

～～顧問の先生から（テニス部顧問小林優介先生）～～

よくがんばったと思います。うまくなろうという意欲が高い生徒が多く、どういう練習をしたらさらに強くなれるか、考えて練習していることの成果です。みんなで強くなるという意識を今後も持って、さらにレベルを上げていってほしいと思います。