開智発表会2023(校長ブログ151)
9月に開智発表会が開催され、盛況のうちに終了しました。実行委員会の委員長(5年生:土井蓮君)・副委員長(5年生:宮本春輝君、4年生:関根秀真君)・幹部(5年生:浅野大雅君、直井俊輔君)に今年の開発をふりかえってもらいました。同時に、4年生の副委員長に、来年の開発の抱負についても、語ってもらいました。
~~今年の開発がめざしたもの~~
コンセプトは、「未開の智~したい未来期待無限大」。開智生全体が楽しめる開発にしたいと思いました。去年は、検討段階ではオンラインか対面か未決定だったのですが、今年は最初から対面でいく方向性となっていましたので、あらためて、開発を1からベースを創り上げるという意識で取り組みました。その他、
・後夜祭の実施
・内装、外装のイメージがバラバラだったので、統一感を出すこと(イメージ:”豪華客船”)
・SNS、HPの発信の強化
・電子決済の導入
・コロナ禍で途絶えていた食販の再開
などもめざしました。
~~うまくいったこと~~
後夜祭をやりたい、ということが以前からの強い望みでした。いろいろと課題はあったものの、無事、盛り上がることができたことにとても満足しています。1,2年生をどう巻き込むかが一つの大きなテーマでしたが、1年生の「創造の翼」企画、2年生の絵画展示企画などは、とてもクォリティが高く、目標が達成できたと感じています。斬新なHPも作れましたし、インスタグラム・X(旧Twiitter)による発信も多くのフォロワーを得ることができました。電子決済については、カード払いは導入できましたが、SUICA決済はあと一歩のところまで行って間に合わなかったのが、心残りです。当日のいろんな突発的なトラブル対応をするための特別班を作っておいたのですが、3年生を中心としたメンバーが積極的に動いてくれて、とてもうまく機能したことも、印象的です。
~~大変だったこと~~
4年ぶりに食販が再開されたことはとてもよかったのですが、ノウハウの伝承が途切れていたこともあり、供給量確保や後片付けの点で課題があったのも事実です。食販のコストや売り上げ予想に難しさがあったために、各企画の予算を慎重に決めざるをえなくなり、諸物価高騰の影響もあって、予算が足りない、という声が多く出てしまいました。また、なるべく多くの有志企画に参加してほしいと思った結果、5会場同時展開フル回転という状況になり、スケジュール管理がとても難しくなってしまいました。一部の企画で時間短縮をお願いせざるをえなくなったことは、とても残念なことでした。それでも、放送委員を中心とする裏方の皆さんが精力的に動いてくれたおかげで何とか回すことができたことに、とても感謝しています。後夜祭は、盛り上がったものの、後片付けとの両立、暑さ対策、時間管理、などの点で、改善すべき点があったと思っています。以上は、来年度に向けての課題だと思います。
~~後輩達へのメッセージ~~
「部分だけ見てあれこれ判断せず、広い視野で考えるといいと思います。」
「使えるものは何でも使おう、の精神で。安易に妥協せず、かつ、完璧を求めすぎない。ちょうどいいバランスを追求してください。」
「『やってみよう』という気持ちが大切です。後悔しないために。」
~~委員長から一言~~
「やりたいことを実現するために、エネルギー・推進力の塊になる。行き過ぎた場合は、仲間や先生が止めてくれるので、委員長は、夢や目標めざしてひたすら前進することが大事です。応援しています。」
~~来年の開発に向けて~~
先輩方が、コロナ開けの開発のあり方のベースを作ってくださいました。それをどう発展させるかが、僕たちの役割です。まもなく準備委員会がスタートします。さらにステップアップした新しい開発を仲間と考えて行きたいと思っています。
~インタビューを終えて~~
昨年の今頃、昨年度の実行委員(当時の5年生と4年生)にインタビューをしました。その時、来年の開発について熱く語った4年生のメンバーが、その後一年間考え抜いて、自分達が望む開発の実現に奔走し続けたことに感慨深いものがありました。その年ごとに、コンセプトも重点目標もそれぞれ異なります。自分達が、自分達の目標を達成すべく、様々な人と交渉し、説得し、成功し、失敗し、いろいろなチャレンジをしていくことは、開智発表会の輝かしい成功はもちろん、将来の人生にきっとつながると思います。お疲れ様でした。そして、来年の開発を楽しみにしています。