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開智発表会 実行委員インタビュー②(校長ブログ89)

 前回に続き、開智発表会実行委員へのインタビューをお送りします。今回は、来年の開智発表会を担う4年生のメンバーたち:土井蓮君(副委員長)、井桁脩君(探究セクション長)、豊田健太君(音楽セクション長)、浅野大雅君(ITセクション長)、直井俊輔君(外装セクション長)に話を聞きました。

 

~~今回の開発でめざしていたものとは~~

昨年度の3学期に、まず実行委員会の幹部希望者(各セクション長など)の募集がありました。今度こそ対面でできそうだという見通しもあり、応募しました。3年前の対面開催の時の引き継ぎ資料はありましたが、実際に運営を経験した人は誰もおらず、何とか開発を実現しようと思う5年生と4年生とが力を合わせて作っていくしかなく、手探り状態でのスタートでした。「対面での開発のイメージがわかない」と感じる生徒が多い状況だったので、今回の開発は、まずは元に戻す、そして全校生徒をどうにかして巻き込む、ということをめざしました。

 

~~セクションごとの手応え~~

(探究セクション)探究は開智の看板なので、力を入れました。自分の人脈を使って探究セクションへの応援を頼みました。生徒会副会長の先輩も自ら探究発表をしてくれて、盛り上げてくれました。(音楽セクション)少人数のセクションでしたが、4年生5年生が協力して回しました。機材トラブルが発生し、真っ青になりましたが、対面開催を知る19期の先輩が助けてくれて、何とかつなげました。神様に見えました。(ITセクション)前回対面で開催した時にはなかったセクションで、ゼロからのスタートでした。QRコードによる各企画の混雑状況の見える化は、感染防止対策としても、効率良く企画を回ることにも貢献できたと思います。(外装セクション)門はその学校の文化祭のイメージを決める重要なポイントなので、インパクトのあるものをめざしました。ディズニーのIt’s a Small Worldをイメージした門と、アンブレラスカイは、インパクトのあるものに仕上がったと思います。他校では門が最終的に完成しなかったということがよくあるそうなので、完成できてよかったです。

 

~~来年に向けて~~

まず元に戻すことが今年度の最低限の目標で、それは達成されたと思います。来年度は、今年の経験をふまえて、新しいことに挑戦したいと思っています。目玉となる実行委員企画を考えたいですし、今年できなかった外ステージ、吹き抜け・校庭の活用などを検討したい。今年度は企画の重複が結構見られましたが、そこも改善したい。そのために、予算や検討期間の拡大を図る必要があります。また、開智にはいろんなスキルを持った先生がたくさんいるので、先生達との協力体制も構築したいと考えています。

4年生の中心メンバーたち。
It’s a Small Worldをイメージした門が完成しました。
混雑状況が常に把握できるシステムを実行委員が制作しました。

~~インタビューを終えて~~

来年にかける意気込みを強く感じました。実質ゼロスタートだった今年度の開智発表会を成し遂げた彼らの熱意があれば、さらに進化した開発になることでしょう。既に来年に向けて準備はスタートしています。これからの活躍に大いに期待しています。