学校ブログ

生徒会インタビュー(校長ブログ189)

今年度の生徒会役員たちが、積極的に活動に取り組んでいます。生徒総会も、6月に無事終了しました。恒例となっていますが、生徒会長の鳥羽美弥さん、第3ステージ副会長の山田菜々美さん、第2ステージ副会長の水政文杜君にインタビューしました。

 

~~これまでの取り組みについて~~

昨年の11月から任期が始まりました。コロナの規制がほとんど撤廃されたので、この数年間、感染防止ということでやれなくなっていたことを復活させ、まずは本来の生徒会活動の原点に戻すということを意識しました。役員同士、そして顧問の先生とのコミュニケーションをよくするために、定例ミーティングを毎週必ず行うようにしました。6月の生徒総会は、バタバタしたところもありましたが、無事承認を得ることができました。現在取り組んでいるのは、部活着登校の承認、サークル活動の仕組み作り、30周年に向けて制服の見直し、行事におけるスマホ使用のあり方の改正、体育祭などの行事実施のお手伝い、生徒の活動の学校説明会での紹介、生徒会活動の広報の充実(「開智N@vi」創設、生徒会新聞発行など)、他校生徒会との交流、などです。

 

~~活動の中で感じたこと~~

やはり、コミュニケーションが大事だということを痛感しました。22期の髙橋先輩の影響もあって、他校の生徒会役員との交流に取り組みましたが、大きな影響を受けました。全国生徒会大会の実行委員会にも参加しましたが、まとめる力、論理的思考力、ITスキル、まじめさと柔軟性を同居させる力、など、すごい力がある人ばかりでした。また、生徒会の活動を進めていく上で、先生方と話す機会が多いですが、生徒が考える視点と、先生方が考える視点とでは違いがあって、視野が広げられる思いがしました。生徒と先生方とをつなぐのが生徒会の役割だと思いますが、その大変さを感じるとともに、いろんな成長を経験をすることができたのは、非常にためになりました。

 

~~大変だったこと~~

ルールを制定する上では、どこにラインを引くのかが重要ですが、それはとても難しいことだと感じました。先生から逆に、「そこまで厳密に考えなくてもいいのでは」と指摘いただくこともあったりして、ちょうどいいバランスを考えるのも難しいことだと思いました。年齢の差もあるためか、総合部における生徒と先生の関係と、一貫部における生徒と先生との関係には違いがあり、とまどうこともありました。

 

~~これからについて~~

先ほど言ったとおり、今取り組んでいることを、引き続き進めていきます。臨時生徒総会を開く必要も感じており、その準備をしています。任期終了まで、あと2か月半くらいですが、最後までがんばりたいと思います。

 

~~生徒会役員に興味がある生徒へ一言~~

生徒会活動の運営、学校の制度やルールに関心がある人、「変えたい未来」を持っている人、は大歓迎です。あるべき理想と実際の現実とを見比べて、その差をどう埋めていくか、考えることが大事です。遠回りをする場合もあるかもしれませんが、一歩一歩前進していってください。生徒会活動に取り組むと、思考力・行動力・人間力が深まります。ぜひ挑戦してみてください。



第2回学校説明会で生徒会役員がプレゼンテーションを行いました。

生徒総会で使用した動画から。
校長室にて。

~~インタビューを終えて~~

生徒会役員になる前に持っていたイメージと、実際との間にはギャップがあったことを感じつつも、粘り強く、理想を追求すべく懸命に努力している姿勢。毎年、生徒会役員の生徒たちと話していて、それに強く心を動かされます。対話をくりかえしながら、様々な問題を解決し、新しい価値を創造していく生徒会役員の活動に、今後も引き続き期待していきたいと思います。