生徒会インタビュー2023(校長ブログ146)
1学期に生徒総会を無事終え、任期終了までラストスパート、という段階となった今期の生徒会の幹部(生徒会長:西川陸君、副会長:花輪優希さん<5年生>、鳥羽美弥さん<4年生>)にこれまでのこと、これからのことについて、聞いてみました。
~~生徒総会をふりかえって~~
昨年度同様、動画をホームルームで流した上で採決する方法をとりました。事前に議案を全校生徒に提示し、質問を受け付け、質問への回答も配信した上で、採決を行いました。無事、承認を受けられたので、よかったです。集まった質問は予想以上に多かったですが、一つ一つ回答したことが、承認につながったのかなと思います。一千万円を超える予算案の作成は、毎年のことながら大変でしたが、多くの方々のご協力により、無事成立してほっとしています。
~~これまでの活動~~
学校行事は、行事の実行委委員会や部活動の部長会が企画・運営していくので、体育祭や部活動紹介、ステージフェスタなどは、側面からの支援という形で協力しました。以前は、冬期に都度の許可を得て女子の黒タイツ着用を認めてもらっていましたが、都度の許可を得なくても必要に応じて着用OKにしてもらうよう、学校と交渉して、妥結できたのは、成果だと思っています。また、先輩たちから引き継いだ、黒・紺色の靴下を制服に加えるという案件も、学校・購買部との調整を経て、2学期から販売が開始されました。地道に活動してきたことが成果につながって、とてもよかったです。
~~活動の中で感じたこと~~
以前は、学校のルールを変えることなんて無理だと思っていました。先輩たちがあきらめずに粘り強く交渉を続け、ルールを変えていくのを見て、自分たちもやればできるんだと思い、がんばってきました。昨年度は女子用スラックス導入、今年度は上記のとおり、黒・紺色の靴下の導入にこぎつけられました。先生方の考えもよく聞いた上で、どういうルールが適切なのか、これからも考えて行きたいです。反省点としては、自分は仕事をしているというアピールを意識し過ぎて、人に仕事を振ることがうまくできなかったことです。自分ですることと人に任せることとのバランスがとても重要だと思っています。
~~今後の活動について~~
(西川君、花輪さん)通学カバンの改良や、頭髪ルールの見直しなどに取り組んでいきたいです。引き続き、生徒会の活動をみんなに知ってもらうために、動画の作成や、インスタグラムによる発信などにも取り組んでいきます。任期があと2ヶ月とちょっとなので、やれるところまでやって、後は時期の生徒会にバトンタッチしたいです。(鳥羽さん)来年度も生徒会役員に立候補したいと思っています。総合部生徒会で得た経験と一貫部生徒会で学んだことの両方を生かしていきたいと思います。後輩に影響を与えられる人になりたいと思っています。
~~インタビューを終えて~~
今あるものを変えるということは、決して簡単なことではありません。いろんな理由や経緯があって、それが今存在しているからです。とはいえ、多くのことは、時代とともに移り変わっていきます。ある時必要だったことが、必要でなくなるということも、よくあります。ルールについても同様です。現状維持が絶対ということはなく、環境の変化に応じて、いろんなことを適宜修正していくということはとても大事なことです。開智の生徒会は、以前より、新しいことを次々に提案し、実現してきました。ポロシャツも、通学用リュックも、体育着も、女子用スラックスも。今まであったことを変えることは、簡単なこととは限らず、粘り強い検討・交渉が必要なことも珍しくありません。生徒の学校生活をよりよいものに変えていこうという点では、学校と生徒会とでは方向性は一致しています。いろんなことを生徒会といっしょに考えて行きたいと思っています。