学校ブログ

ボランティア委員会&美化委員会(校長ブログ145)

 近年、委員会活動が活発になってきています。7月の終わりに、ボランティア委員会と美化委員会が協力して、「慈恩寺子ども食堂」様を訪問し、ボランティア活動を行いました。両委員会の5年生の幹部たち(北川君、中山君、髙橋さん、山口君、濱田君、大友さん、栃木さん)に、話を聞きました。

 

~~ボランティア委員会のこれまでの活動~~

昨年より、開智農園で栽培した野菜をご近所にお配りしています。子ども食堂にも提供しましたが、コロナ禍で食堂自体が営業されていませんでした。今年度に入って、子ども食堂の営業が再開されたので、野菜の提供とともに、子ども食堂の営業のお手伝いができればと思って、訪問しました。

 

~~美化委員会のこれまでの活動~~

美化委員会では、開智農園の仕事とは別に、フードドライブ(家庭で生じた缶詰やレトルト食品の余剰を寄付する活動)という活動を、セブンイレブンさんのアドバイスを受けて検討していました。その寄付先の一つとして、子ども食堂に提案ができればと思い、まずは訪問することを考えました。

 

~~今回の活動~~

両委員会の5年生と4年生のそれぞれ幹部の生徒で子ども食堂を訪問して、受付業務、料理の手伝い、お客様との交流などを行いました。

 

~~活動の中で感じたこと~~

「子ども食堂」というと、恵まれない子ども達に食事を提供するところ、という狭い見方が打ち砕かれました。そこは子ども達やご高齢の方達が集う、交流の場でした。運営されている方達も、別の仕事をしつつ、ボランティアで子ども食堂の活動に参加していて、みな明るく、楽しそうに活動していました。私たちが何かすると、すぐに「ありがとう」と言ってくださり、とても暖かい気持ちになりました。子ども達やご高齢の方達ともいろいろなお話をすることができ、とてもいい経験ができたと思います。野菜をご提供するだけの関係でなく、活動を通じてふれあうことができたことは、とてもありがたかったです。最後に私たちにまで晩ご飯をご馳走してくださり、おいしくいただきました。

 

~~難しいと思ったこと~~

小さい子ども達との交流は、慣れていないので、難しく感じる場面もありました。すぐに子どもと仲良くなることができる開智生もいることはいるのですが。また、「いろんな学校が来てくれるが、継続的に来てくれることはあまりない」とのお言葉にハッとさせられました。何事も、始めることよりも続けることの方が難しいと感じました。

 

~~今後の活動~~

1回だけの活動で終わらせたくないです。開智農園の作物のご提供や、子ども食堂でのお手伝いは、今後も続けたいと思っています。そのために、今回も一つ下の学年の後輩といっしょに訪問しました。美化委員としてのフードドライブの活動も、スタートさせたいです。

まずは現地で説明を受けました。
調理中。
校長室にて

~~インタビューを終えて~~

普段の校内の仲間内だけのつきあいだと、なかなか視野は広がりません。とまどうことはあるかもしれませんが、どんどん外へ出て行くことが、視野を広げることにつながっていきます。地域のコミュニティの活動のお手伝いをすることは、地域貢献になると同時に、自分達の成長にもつながります。継続的な活動になるよう、応援していきたいと思います。