中学女子テニス部関東大会出場(校長ブログ157)
女子テニス部の中学生が、新人大会において、関東大会に出場しました。開智テニス部で初めての成果です。おめでとうございます。参加メンバーのうち、2年生の4人(橋本杏里さん、木村優月さん、石橋小菜さん、加藤杏さん)にインタビューをして、予選や関東大会の様子、来年に向けての抱負などを聞きました。
~~新人大会への目標~~
夏の学総大会では関東大会には出られなかったので、目標は関東大会進出でした。夏休みには4年ぶりに合宿を行うことができたので、それも含めて、関東大会出場をめざして練習をがんばりました。
~~予選の様子~~
さいたま市の予選では、開智も他校も、学総大会の時とはメンバーが入れ替わっているので、慎重に試合を進め、無事優勝することができました。県大会の予選トーナメントでは、1回戦も2回戦も強豪校と当たりましたが、何とかクリアして、上位4チームによる決勝リーグに進みました。1試合目は越谷市立栄進中学校。過去に先輩が対戦して負けているので、「打倒栄進」の思いを胸に試合に臨みました。ダブルスは2つ落としたものの、シングルスでは接戦の末、2つ取り返しました。そして、最後までもつれたシングルス第2戦。いきなり1-5となったところから巻き返し、大混戦の上、最後に1ゲーム取って7-6の逆転勝ちとなりました。決勝リーグ残りの2試合は、共に試合巧者との戦いとなり、どちらも接戦となったものの、あと一歩及びませんでした。最終的に3位となり、関東大会への初出場を決めました。
~~関東大会の様子~~
県大会から関東大会までの間に、ダブルス・シングルスの組み方を再度考え直し、組み替えました。他県の予選結果を分析し、どうすれば勝てるか、皆で真剣に議論し、練習に生かしました。1回戦の相手は、2年前に全国優勝している小平二中。初めての関東大会ということで、緊張からか足が思うように動かない場面もありました。小平二中は、常に相手校のプレーを見て弱点を見つけ、そこを攻めるということが徹底されていて、さすが強豪校という感じでした。非常に厳しい戦いになりましたが、こちらも相手のスピンボールに対応し、いつもの打ち方を臨機応変に変えて戦えたことは、成果と言えると思います。初めての関東大会、それも相手が強豪校となると、気持ちで受け身に回ってしまいがちですが、攻め気を失わず、積極的に攻勢に出られたことはとてもよかったと思います。シングルスで1つ勝てたことは、今後につながると思います。
~~感じたこと~~
選手が円陣を組んだり、鉢巻きをしたりなど、気合いの入り方が県大会とは全然違いました。応援の声もとても大きく、圧倒されました。私学大会の北関東地区決勝で開智と対戦した相手が、この関東大会では初戦敗退したことから言っても、レベルの高さを痛感しました。
~~今後の目標~~
来年の学総大会では、改めて関東大会に出場し、初戦を突破したいです。そのためには、サーブやボレーの強化に取り組む必要があります。また、回転のかかった球にどう対応するかも重要なポイントです。目標を達成すべく、これからの練習に取り組んでいきたいです。
~~顧問の高梨悠太先生から~~
今年の新人戦を思い返すと接戦や逆転劇が多かったように感じます。さいたま市大会の時も1-5からの逆転があり、埼玉県大会のときも1-5からの逆転やシーソーゲームを制して7-5や7-6での勝利がありました。そういったところで部全体の精神的な強さを感じました。
部活動以外でも自分たちでコートを取って練習するほど熱心に取り組んでいた成果がここに出ているのではないかなと思います。これからさらなる高みを見せてくれるのではないかと期待しています。
~~インタビューを終えて~~
2年生が1年生をリードして、トータルとしてのチーム力を上げ、試合で生かしている姿にとても感銘を受けました。今回も、テニスコート整備に関する要望を受け取りました。学校の設備改善はとても重要な課題と認識し、今、様々な検討に入っています。部活、学校行事、勉強、など、様々なことを両立しながら、熱心に取り組んでいる生徒達を、物心ともに支えていきたいと考えています。