学校ブログ

岩槻まつり(校長ブログ144)

 3年生が取り組んでいる「IB探究」では、学校ブログで紹介があったように、この夏休みにも、いろいろな活動を行いました。その中に、「岩槻まつり」への参加があります。8月後半に毎年行われる、この「岩槻まつり」のいろいろな企画のひとつ「ジャンボひな壇」に参加した3年生(稲 友貴乃さん、森田 奈々花さん、宮坂 博仲君、水政 文杜君)に、話を聞いてみました。

 

~~ジャンボ雛壇に参加した理由は?~~

「岩槻まつり」は知っていましたが、一昨年度までコロナ禍で中止となっていたこともあり、「ジャンボひな壇」という企画は知りませんでした。インパクトのある企画だし、着物にも興味があったので、参加してみました。

 

~~当日の様子は?~~

13時に集合だったのですが、まずは着付けとメイクに長い時間をかけました。その後、山車に乗って市中を回った後、会場(岩槻人形博物館前)に移動し、雛壇に上がりました。

 

~~感じたことは?~~

とても新鮮な体験でした。山車に乗って市中を回った時は、結構恥ずかしかったです。岩槻の人たちの人形にかける思いや、この祭を盛り上げようという熱意には、とても感動しました。このような祭を開催するのには、とても多くの人たちの支えが必要とされているということが、よくわかりました。多少なりとも祭の盛り上げに貢献できて良かったと思います。

 

~~地域との結びつきを深めていくには?~~

岩槻という地域について知らないことがまだまだ多いので、まず知ることが大事です。そして、どんどん人と話すこと。岩槻人形の職人さんたちと話す機会が増えてきましたが、一見話しかけにくそうな方であっても、話してみるととても気さくな方達ばかりで、とても楽しいです。思い込みや先入観を捨てて、自分を変えようとする意識を持つことが大事だと思います。

 

~~これから取り組みたいことは?~~

和服に興味を持ちました。調べていきたいです。岩槻人形の研修に参加して色々と教えていただいたので、子ども達に木目込み人形について教えるワークショップに参加しようと思います。吊し雛の活動にも参加したいと思っています。

「ジャンボひな壇」
参加した生徒たち
参加した生徒たち
校長室にて

~~インタビューを終えて~~

学年が上がっていくにつれて、抽象的な考え方、概念的な考え方ができるようになっていく必要があります。そのためには、具体的な体験をたくさんしておくことが必要で、抽象的な思考能力は、ある日突然身につくというものではありません。これは国際バカロレアにもつながっていく、大切なポイントです。様々な活動に参加する目的、そこで何が学び取れるのか、などを体験した後に振り返って考える機会を持つことも、とても重要です。今後もそのような機会を作っていきたいと考えています。