未来の医療を創る君へ(校長ブログ49)
4年生(高校1年生)が、医療オンラインセミナー「未来の医療を創る君へ」(セミナーは読売新聞社が企画、各大学医学部や付属病院、三菱みらい育成財団などの協力を得て実施されたものです)に参加しました。
本校では、5年生から「文系」「理系」「医系」(4年後には、これに国際バカロレアのDPコースが加わる予定です)に分かれます。医師をめざす人の多くは、「医系コース」に進みます。1~4年生に対して、自分が医師をめざすかどうか考えるきっかけとなるような色々な機会を設けますが、その一つが、この企画です。今回は、順天堂大学心臓血管外科天野篤先生をはじめとする4人の先生方のお話を、医系コースへの進学を検討している生徒が、オンラインの形で聞きました。
生徒たちは皆真剣に聞いていました。質問タイムでは、「海外で英語を使って医療の仕事をする際のコミュニケーションの難しさ」といった質問をしていました。天野先生の、「結果の出ない努力は努力ではない」「長期的目標と、目の前のことを一つ一つ確実にこなすことの重要性」といったお言葉に大きく刺激を受け、一日一日の授業を大事にしようという意識を新たにしたようです。
医師の仕事の重要性、責任の重さをよく認識してくれたと思います。覚悟が決まった人、もしかしたらむしろ不安を感じた人、それぞれいるかもしれません。人の命を預かるのは、それだけ重大な仕事です。よく考えて、人の意見も参考にしつつ、最後は自分で決断するしかありません。
自分の人生を決めることに真剣に向き合う、よい機会になったのではと思います。