学校ブログ

フィールドワーク~学校行事の意義(校長ブログ51)

 昨年度からのコロナ禍で、なかなか思うように学校行事が実施できませんでした。しかし、学校行事は、本校の教育理念「平和で豊かな世界の実現に貢献する創造力・発信力・コミュニケーション力を持った国際的リーダーの育成」の実現には必要不可欠なものです。また、生徒にとっても、学校行事は、多様な体験をすることで成長し、そして、豊かな思い出を作ることのできる、大切なものです。5月の体育祭、9月の開智発表会(文化祭)は、生徒たちが一生懸命工夫することにより、無事実施することができました。そして、フィールドワーク。各学年で行われるフィールドワークは、本校の教育の中でかなり重要な位置を占め、そして生徒も楽しみにしている学校行事です。そこで、感染防止対策には最大限注意をしながら、何とか実施できないか、ずっと機会をうかがってきました。

◆2年生:昨年度実施できなかった磯のフィールドワークを何とか今年度に実施できないか、検討してきましたが、予定していた5月も9月も無念にも実施できませんでした。そこで、今月、埼玉県北本市の北本自然観察公園で、日帰りではありましたが、森のフィールドワークを実施しました。2年生にとって入学してから初めてのフィールドワーク。夢中になって活動していました。

2年生のFWは11月19日に実施されました
観察、計測を通じて考察を深めていきます

◆3年生:例年でしたら、3泊4日で実施していますが、リスク軽減のために今年度は2泊3日に減らし、10月に関西フィールドワークを実施しました。アポイントをとってインタビューをする形式ではなく、インターネットで事前に調べたことと、現地で実際に見たこととの違いについて探究する、というコロナ禍での実施に配慮した形式としました。多くの発見があり、有意義なものになりました。

3年生のフィールドワークは10月26日から28に実施されました
実地での気付きをマインドマップに記していきます。

◆4年生:昨年度実施できなかった関西フィールドワークを何とか今年度実施しようと、6月、8月実施を模索してきましたが、どちらも感染状況から泣く泣く断念しました。11月にようやく2泊3日で実施することができました。3年生と同様、コロナ禍での実施に対応した形で行いました。生徒の大きな成長が感じられたフィールドワークとなりました。

4年生のフィールドワークは11月11日から13日に実施されました。
宿舎に戻っても活発な議論が続きます。

 コロナ禍の中での学校行事の実施には、現場の先生達のチームワーク、生徒の積極的・主体的な姿勢・感染防止策の順守、保護者の方々のご理解ご支援が不可欠です。今回それらがうまくかみあい、無事、フィールドワークを実施することができました。関係したすべての方々に感謝したいと思います。