在校生は卒業生の話を聞いて、そこにロールモデルを見出す。卒業生は在校生を見て我が身を振り返り、これからの人生を考えるきっかけをつかむ。教員は卒業生の現在と在学時とを比較して、自らの教育活動を顧みる契機とする。さらに、生徒は卒業生と先生たちとのやりとりを見て、普段見えない先生の一面に気づく・・・在校生と卒業生と教員が、飲み物を飲みながらざっくばらんにお話をする機会。これが実現するとおもしろそうだな、と考えて、3学年の先生たちが、新しい取り組みに挑戦しました。
社会で活躍している方のお話を聞くことは、いろんな面で非常に参考になります。たとえば、探究テーマ。生徒がそれぞれにテーマを決めて、探究活動を行う「探究テーマ」は、一貫部が開校以来ずっと取り組んでいる、重要な活動です。外部の方にいろんな話をお伺いして探究を進めることは大事なプロセスです。あるいは、自らのキャリアデザイン。社会人として活躍している方の話を聞いて、自分の将来の進路について考えることも、とても重要です。
そういう点で財産と言えるのは、多くの卒業生です。開智を卒業して、お仕事や研究に打ち込んでいる先輩からお話を聞く機会は、開智生のことをよくわかっているだけに、とても有意義なものになります。ということで、「生き方を探し究めるカフェ」という取り組みが始まりました。
その第一回は、14期生の焼田さんに来てもらいました。焼田さんは、様々な出会いを生かしてメディアの運営をしながら、カメラマンなど多くの副業を持って活躍しています。
そして、第二回は、同じく14期生の田口さんにお願いをしました。田口さんは、芋の研究に打ち込んでいます。詳細は、個別にインタビューした結果を本ブログに別途掲載しますので、ぜひご覧ください。