学校ブログ

卒業生インタビュー②(校長ブログ80 )

 

開智を卒業後渡米し、現在、アメリカのいわゆるアイビーリーグのブラウン大学(Brown University)の博士課程で学んでいる14期生の吉田慶さんが、夏休みを利用して開智に遊びに来てくれたので、色々なお話を聞きました。 

現地の写真。猛暑の折から、清涼感をたっぷりいただきました。

~~渡米から、今にいたるまでの道のり~~

文理選択の時から、自分は文系なのか、理系なのか、ずっと迷っていました。アメリカの大学では、文理別に学生が募集されているわけではなく、入ってから、自分で受講したい講義を選択するということと、学部を一つに絞らなくていいということを知り、海外の大学に興味を持ちました。海外で学ぶことへのあこがれもあり、開智卒業後、アイオワ州にあるリベラルアーツ大学のコーカレッジ(Coe College)に進学し、心理学とコンピューターサイエンスを専攻として学びました。コーカレッジ卒業後、就職することも考えましたが、認知科学への興味が高まり、さらに研究がしたいと思い、ロードアイランド州のブラウン大学のWilliam Warren先生の研究室(修士・博士一貫課程)を志望しました。テスト・エッセイ・インタビュー等の試験を経て、入学を許可されました。エッセイ・インタビューでは、自分がいかにこの研究室で研究をしたいかについて、コーカレッジでの4年間の実績もふまえて、自己PRしたのが、認められたようです。現在3年目です。

~~今とこれから~~

今所属する大学院では、研究をしながら、給料のような形で奨学金ももらえます。コーカレッジで学んだことをベースに、人間の集団行動をシミュレートすることを研究しています。課題も多いし、自分で計画を立てて研究を進めて行かなければならないので、大変ではありますが、とても充実しています。あと3年間ここで学び、その後は、就職しようと思っています。IT系や、コンサルティング会社の技術開発部門などに興味があります。英語圏で仕事をしたいと思っています。

~~開智時代の思い出~~

授業はちゃんと聞いていたけれど、勉強ばかりしていたという記憶はあまりありません。毎日友達と楽しくたくさんおしゃべりしていた気がします。いろんな先生とお話ししたこともよく覚えています。アメリカの友人に、「高校の時の先生とは、たくさんおしゃべりした」と話すと、大抵驚かれます。アメリカの高校では、先生と生徒の距離はかなり遠いみたいです。

~~後輩に一言~~

自分の夢を追い求めてください。できない理由を考えるのではなく、どんどん自分を表現していくのがよいと思います。外国でも国内でも、チャレンジし続ける人には、きっとチャンスが訪れます。

インタビューを終えて

自分の考えをしっかり持って、世界に羽ばたいていることに感服しました。6年生と面談していると、開智生には、自分の考えを明確に表現できる人が多いと感じますが、吉田さんの場合、海外での経験によって、さらに自己表現能力が鍛えられたのでしょう。コロナ禍のために3年間帰国できなかったそうですが、そんなことにもめげずに前へ進む吉田さん。今後の活躍に期待したいと思います。