学校ブログ

教育実習始まる

 教育実習が始まりました。毎年この時期に教育実習を希望する卒業生が開智にやってきます。教育実習生に限らず、卒業した開智生は、大学で色々な学校出身の学生と交流することで、開智での教育の特徴を認識することになります。実習生にそのような体験の話を聞くと、色々と得られるものがあります。また、これから実習生として授業などを行うにあたり、自分の体験を相対化しておくことは、実習生にとっても意義のあることでしょう。

 ということで、実習生に、「良い点でも良くない点でもいいから、開智の教育の特徴について感じたことを教えてください」と聞いてみました。すると、「先生のサポートが手厚い」「手厚いから受け身になってしまうこともある」「生徒同士仲がよい分、視野が狭くなる」「年上の先輩ともコミュニケーションが普通にとれる」「探究がすごい」「自分の考えをまとめて発信するスキルが高い」「フィールドワークが充実」「スポーツ能力は高くない」「卒業しても開智生同士仲がよいので、コミュニティが広がらない」「他校出身の人は何事も最短ルートで進もうとするが、開智は遠回りもアリだった」「予備校よりも授業レベルが高い」・・・いろいろ出てきました。今後の開智の教育のあり方を考えていく上で、とても参考になりました。

早速、3年生の数学の授業のサポートを行っています。

 教育実習を通して、教育の厳しさ、難しさを体験することもあるでしょう。生徒からすれば、親しみのわく先輩であり、自分の進路を考える上で刺激を受けられる面もあります。実習生にとっても、生徒にとっても、意義深い実習になることを願っています。